北海道公演が無事に感動的な成功をおさめ、飛行機に乗って東京に帰ってきたらすさまじい激動が待っていた。
相変わらず僕は自分のスケジュールをダブルブッキングしまくり、多大な迷惑を各方面にしている。ごめんなさい。
毎日何かについて考え続けている。
考えさせされているのかもしれない。
でも、思えば子供の頃からずっとそうだったような気もする。
これからもずっと何かを考えるだろう。当たり前だけど。
少し前に無頼伝涯を読み終えた。
なんというか、陳腐な言葉だけど「考えさせられるマンガ」だった。
まずは何について考えるべきかを考えさせられるようなマンガ。
孤立と融合の狭間で、人はどう立ってればいいのかな。
そうそう。漫画で思い出したけれど、先日当代随一のストーリーテラーであると僕が信じて疑わない漫画家さんがリアル脱出ゲームに来てくれた。
ゲーム終了後、僕はものすごく緊張しながら「僕がこのゲームをつくれたのはあなたの作品があったからです」と伝えた。彼は「光栄です」と言った。
そして、信じがたいことにその後にこういった。
「リアル脱出ゲームはとても面白かったし、悔しかったです」と。
なんというか、この言葉を抱えて生きていこうと思った。
これまで何度も何度もたくさんの人たちに言われた言葉だけれど、ちゃんとこの人もそういってくれたことがめちゃくちゃうれしかった。
ああ、もっと時間があればいいのにな。
たくさん本を読んで、いろんなところにいって、知らないことをもっと知るのに。
突き詰めれば人生など生まれて死ぬまでの暇つぶしなのですと嘯きたいなあと思っています。
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