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2012年04月13日

さて、あと数時間後にはみんなでタクシーに乗って、羽田空港に向かい、朝の6時25分発の飛行機で北海道に向かい、おそらく9時にはZEPP SAPPOROに入って「月面基地からの脱出」の仕込みやリハがはじまる。


このプロジェクトはもう一年前から動き始めている。
その間にものすごくたくさんの人たちが関わってくれた。
ZEPPグループの方や、デザイナーさんや、映像の方や、宣伝に協力してくれたたくさんのメディアさん、謎のブレストに参加してくれた本当にたくさんの方々、パズルを作ってくれた作家さん、HPを作ってくれた人、音楽を作ってくれた人、デバッグ公演でスタッフをしてくれたみんな、恐ろしいほどのデータを印刷してくれた印刷屋さん、そしてそれを仕分けしてきちんと並べてくれたスタッフ、進行管理をしてくれたスタッフ、そして宇宙兄弟というすばらしいコンテンツとのコラボを進めてくれた講談社のみなさん、そしてもちろん作者の小山さん、ずっと一緒にやってきたバースエンターテイメントの岸さん、チケットの販売をしてくれたイープラス、ぴあ、ローソンチケットの方々、不安定な僕を遠巻きに支えてくれたたくさんのスタッフ、当日オペをしてくれる照明の方、音響の方、それから全国に膨大な荷物を運んでくれる運送の方、もう本当にたくさんの人たちがこのプロジェクトを支えてくれている。

一年前に「加藤君、全国ツアーをしよう」と飯田君に言われて「うん、いいよ」と答えた。
まだそのときは関西と東京しかやってなかったから、札幌仙台福岡名古屋でどうやって集客するのかわかんなかったけど、なんか面白そうだったし、まだやったことがないことだったから「やろう」っていった。

僕らは多分「謎解きイベント」としては史上最大のツアーに出る。
全国で軽く3万人以上を動員するこのイベントはどんな風に全国の人たちに受け入れられるだろう。
イベントが始まる前にぽーーんと何千万円というお金が飛んでいってびっくりした。
全国ツアーってお金がかかるんですね。
僕らはなるべく節約して、明日はみんなで定額タクシーで羽田空港まで行くのだけど。

「月面基地からの脱出」というタイトルに決めたとき、これは「命がけのエンターテイメントにしよう」と思った。
命の価値について体感できるエンターテイメントが作れないかなあと思った。
宇宙兄弟という本当にすばらしい物語と融合して、「本当に物語を体験できるエンターテイメント」を創りあげたいと心から思った。

一年かけて、今僕らがつくれる最高のものを作り上げたと思っています。

それは誰も作ろうとしなかったもので、誰も思いつきもしなかったことだ。
だから、多分あなたは、まったく想像もしなかった体験をするだろう。
これまであなたが「物語」だと思っていたものは向こう側の世界のものではなかったことに気づくだろう。
物語はいつもあなたのそばで生まれていて、あなたはその物語に「気づく」だけで世界が突然鮮やかになることに気づくだろう。

我々が作り上げたエンターテイメントは「酸素、残り一時間」という究極の状況を遊びにすらしてしまった。
あなたは一体この遊びをどんな風に遊ぶだろう。
どんなことを思うだろう。
そして、この遊びの後から始まる生活はどんなだろう。

ぜひ、一人でもたくさんの人たちに遊びに来てもらいたいと思っています。
まだチケットが買える公演もあるようです。
ぜひ、遊びに来て、感想を教えてください。

一緒に、世界を変える旅に出ましょう。
「月面基地からの脱出」いよいよ明日がスタートです。

http://realdgame.jp/spacebrothers/

Posted by kato takao at 2012年04月13日 02:00 | TrackBack
みんなのコメント

2月にアジト一階でお会いした者です。
その節は大変お世話になりました。貴重なお時間ありがとうございました!
5/6に東京で参加予定です。楽しみにしています!!
毎日大変なお仕事かと思いますが、お身体に気を付けながらどんどん謎を作り続けてください!笑
わたしもどんどん新しい参加者を巻き込んで行きます!!笑

Posted by: emi suzuki on 2012年04月13日 02:22

加藤さんのこういう生々しい想いが伝わってくるから、リアル脱出ゲームってら好きなんですよねー。どんどん大きくなっていっても、なんかそれが誇らしく感じてしまうような。怪我なく、病気なく、無事に追加公演まで駆け抜けてくださいね!

Posted by: たけ on 2012年04月13日 14:22

5/4に月面基地からの脱出に参加させていただきました。
脱出ゲームに参加するのは5回目で、毎回楽しい思いと悔しい思いを味わわせていただいています★


ただ、今回のように強制的に知らない人とチームを組まさせられるのはちょっと・・初めての友人も含めて何人かで行ったのですが、チームを別々にされてしまい残念でした。
あと自分たちは本気で脱出を目指しているのですが、チームを組んだ相手が親子連れで若干温度差も感じてしまい、正直楽しめませんでした。

色々と生意気言って申し訳ないですが、できれば希望者のみチーム分けするなど工夫していただけると助かります。
それではこれからも期待していますので、頑張ってください!!

Posted by: sasahara on 2012年05月08日 18:54
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