「円形闘技場からの脱出」初日が終了した。
もっと良くしなくちゃいけない部分と、このままでいい場所が交じり合った公演。
ぎりぎりの制限時間の中で、イベントをもっとよくするためのブレストをするのは面白い。
京都制作チームは現在4つのイベントを並行して作っている。
なぜかそれを飄々と進めていてとても頼もしい。
僕もその渦の中でわあわあアイデアを出し合った。
感じ方や、思考のスピードが同じ人たちとアイデアを出し合うのは面白い。
息を潜めてひらめくのを待っている時間は、苦痛と期待が入り混じって悪くない時間だ。
そこから生まれるのが、ヒットかホームランかの違いはあるけれど。
だらだら恋愛の話なんかしてても、もうちっともおもしろくない。
そこから、何かが生まれる予感のない話は、もうしたくないのです。
もっとすごいことを思いつきたいな。
もっともっと根底を否定したい。
現状の幸せの、全部を否定してやりたいんだ、俺は。
もっと書きたいことやいいたいことがいっぱいあるのに書けないなあ。
そうそう。
少し前に「加藤さんのことを最近好きになって、昔のblogも読みました。昔は暗かったんですね(笑)」とか声をかけられて、「あはははーそうなんですよー。暗い二十代を過ごしましたーー」とか答えたけど、人間ってそんなにかわらねえから。根の暗さは揺るがねえから。
なんか、ずっと夕方が続いてるみたいな気分だなあ。
こないだ、LEVEL5の日野社長と少しだけご一緒したのだけど、パーティー会場ですらほんの少しの空き時間に仕事をしておられて、びびった。
ああ、もうこの人には勝てないと思った。
LEVEL5>SCRAPの図式は揺るがないと思った。
すごい人っていっぱいいるな。もっとたくさんのすごい人に出会ってみたい。
そのために会社をでかくするってのも面白いかもな。
時代を変える旅に出よう。
誰も知らないいいことしたい。
俺たちゃもうがまんできない。
BO GAMBOSに頭をやられちゃった高校生がまだ頭の中にいて、「さあ!宇宙に向かって飛べ!」と叫ぶ。
「よしわかったぜ!!」と僕は町に飛び出すけれど、それと並行して税務署が所得について問い詰めてくる。
この世界は、ちょっとややこしすぎるぜ。
忘れ物をしてきたんだ。過去に。
もう取り戻せないんだけど、その必要な部分が欠けている。
かけた部分を取り戻すために必死でがんばる。
その瞬間は満たされた気がするけど、またすぐに欠けてしまう。なぜならそれは過去の忘れ物であって、現在では決して満たされない場所だからだ。
それで、探し続けなくちゃならない。
探すことが意味だからだ。
いずれ死ぬから今すぐ死んじゃおうぜ!っていう理論の一番反対側で。
僕らは何かを探す。
見つからなくても探す。
探すって事が、いつか意味になるように。
この日記を読んでしみじみ私は加藤さんが好きだーって思った。
Posted by: tomopitcher on 2011年09月09日 09:47暗くったって何だって、いつも前を向いている加藤さんは格好良いな
また誰もが驚くようなことをやってくれるって、信じてる
すごいスピード感。
あなたの考えるすごい人っていうのはスピードがあって新しいことをどんどん生み出す人なのでしょうか。
逆にあなたがすごくないと思う人はどういう人でしょうか。
あなたが単に時間をかけてつぶさに見ることをしなくて、すごさを見つけられなかったすごい人もいるかもしれない。
すごい人はじつはそのへんにたくさんいるのかもしれない。
スピード感に酔って、あなたの「すごい勘」はどんどんステレオタイプなものになっているかもしれない。
そして、あなたのかかえる集団はあなたの「すごい勘」に同意する人たちだけの、異分子を排除する閉鎖的なものになっていくんじゃないかという危惧はありませんか。
それはあなたが昔なじめなかった会社や、社会を構成するものと同じではないのですか。
僕が読み違えていて見当違いなことをいってるようなら申し訳ないですが、僕にはそんなふうに感じます。
僕も暗い人間ですが、僕は自分と感じ方が違う人達とも仲良くしたい気持ちをもっています。そのほうが面白いから。
僕にはあなたは人間全体に対しては冷たいように感じます。
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