ロボピッチャーが一年間ライブ活動を休止する。
それは今日決まった。
昨日までは、そんなこと少しも思っていなかった。
今日決めなくてはならないことがいくつかあり、僕らはそれをてきぱきと決めていった、
不必要な可能性を排除していって、残ったのが未来だ。
僕らは、一年間のライブ活動休止を選んだ。
たくさんの意見が、ネット上に流れた。
メンバーの携帯にはさまざまな人たちからメールが届き、電話が鳴った。
僕らはそれら全部に「大丈夫ですよ」と答えている。
大丈夫だ。
僕らは僕らであり続ける。
それ以外のことが出来ない人たちが集まって出来たのがロボピッチャーなのだ。
「なぜですか?」
と言う問いをたくさんの人たちが抱えていると思う。
でも、僕らはそれには硬く口を閉ざす。
絶対に言うことはない。
どんなに巧みに聞かれてもそれには答えない。
ものすごく近しい人にも今は伝えるつもりはない。いつか、ちゃんとした時がきたら伝えるかもしれないけれど、伝えないかもしれない。
でも、闇雲に信じて待ってて欲しい。
休止は、とてもやさしい時間の中で、とても正しい選択として、決められたことなのだから。
今日はいくつかのことがあった。
つまらないことで怒ってしまったり(ごめんなさい)、とてもすばらしいことを知ったり、とても悲しい決断をしなくてはならなかったり、珍妙な人々と話したり、細やかな事務仕事をしたり、意外な人から感謝の電話がかかってきたり。
変な一日だったんだ。
そうだ。
友人について書く。
僕にだって、友人の一人や二人いる。
偏狭で、他人に譲ることなく生きてきた僕と友人でいてくれた数少ない人だ。
彼女は今から、ささやかな旅に出る。
どれくらいの長さなのか、どこへ行くのか知らないけれど、彼女は今から旅に出る。
僕は今、自分の未来よりも、彼女の未来のことを案じている。
どうぞ、世界中の良きものが彼女の行く末を照らしてくれますように。
僕の知る限り、彼女は充分がんばり、充分傷ついた。
どうか、彼女に報いてあげてください。
ささやかなラッキーが彼女にやって来ますように。
僕に出来ることがあれば、なんでもするから。
僕の小さな存在が、彼女を少しでも楽にしますように。
いつでも、どんなときでも、僕という味方がいることを彼女が思い出してくれますように。
奇妙な一日だった。
そんな日に下された決断を、どうか信じて欲しい。
ロボピッチャーは、後三回ライブをやったら一年間ライブ活動を止める。
僕だって、少しは混乱してる。
誰かを傷つけようとして決めたことじゃない。
出来る限り、すべての事象にやさしくあろうとして決めたことです。
まずは、今から三回のライブを特別なものにしよう。
誰の記憶からも消えないようなライブに。
そこから先は未来が勝手に決めるだろう。
Posted by kato takao at 2010年09月23日 06:53 | TrackBack
*POSTを押しても自分のコメントが見えない場合、一度ページの更新をしてみてください。
*HTML不可です。
*アドレスは入れると自動でリンクになります。
*管理者の判断でコメントを削除することがあります。