HEP HALLに久しぶりに入って、搬入から設営その他もろもろをする。
久しぶりだぜこの乾いた空気。
SCRAPがHEP HALLに戻ってまいりました。
一年ぶりっす。
ここでイベントをやるたびに、自分がこんな生き方を選んだことに感謝したくなる、と書いたら大げさすぎるでしょうか。
でも、ほんとにそんな気持ちにさせてくれるホールです。
プロの照明さんと、プロの音響さんと、プロの舞台さんと一緒に僕らのエゴから生まれたエンターテイメントを作るという贅沢を、僕はこの空間で味わうことが出来る。
ヨーロッパ企画や、マーブルや、HEP HALLや、ロボピッチャーがこのイベントのために最高のパフォーマンスを見せてくれると、なんだかこれまでやってきたことを肯定されるような気持ちになるんだよ。
ああ、いろいろやってきてよかったな。
こないだ、お話をさせていただいた大学の先生に「SCRAPはいろんなことをやることによって場を作ってるんだよ」といっていただいた。その言葉で迷いが晴れた。
いろいろやることで軸がぶれてるんじゃないかと思っていたけど、いろいろやるってことが軸になっているなら問題なし。俺はもう思いついたことを片っ端からやっていくことになんのためらいももたん。
良いイベントが始まる前の夜はいつもこんな感じだ。
絶対眠らなきゃいけないのに眠れない。
他にやらなきゃならないことがいっぱいあるのにテキストを書きたくなる。
とても誰かと話したいのに一人でいたいような気もする。
もうすぐ朝が来て、新しいエンターテイメントを運んでくる。
それを作ったのは果たして俺なのかどうか。もうわからなくなっている。
最初に掛け声をかけて、ある方向を指差したのは俺なんだけど、進みだしたのは俺のおかげじゃないような気もする。
不思議な感じ。
エスカレーターに乗っているような気もするし、同時にとても重たい自転車に乗っているような感触もある。
自動でありつつも、とても非効率な感じもある。
ともあれ。
この場所はぼくの望んだ場所だ。
夢見た場所といってもいい。
それをたくさんの人たちと作っている。
たくさんの人たちに体験してもらいたいと思っている。
チケットはほとんど売り切れちゃったけど、19日の11時半からと、23日の公演は少しだけまだなんとかなるかもしれない。
もし、よかったら遊びに来てください。
そんじゃ、いくらなんでもそろそろ眠ってみます。
この緩やかな興奮のまま眠りたいな。
文化祭の前の日みたいな。
夜と朝のあいだみたいな。
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