ボロフェスタが始まっている。
僕らが8年かけて作り上げたフェスティバルだ。
8年かけて積み上がったものが、音になって結実している。
昨日、みなみ会館で、ボロフェスタドキュメンタリーという映画を観た。
ずっとボロフェスタにかかわってくれていた和車さんが作ってくれた。
大画面で見て、自分もしゃべっていて、たくさんの人たちがコメントしてくれて、ああ、これは我々でないとダメなのだと思った。このフェスティバルは僕らが作り出したもので、僕らが続けていかなくてはならない。
そして、どうかボロフェスタにかかわったさまざまな若い人たちが、ボロフェスタの思いを受け継いだ別のフェスティバルを作ってくれと思った。
僕らがボロフェスタであると、なんだかふと思ったのだ。
ボロフェスタに関する気持ちは一秒ごとに変わっていく。
自分の人生とずいぶん密接に関わっているし、大好きで大嫌いでうっとうしくて切ない。
この場所がこれからも続いていけばいいと思うし、どうせいつか死ぬのならおれが殺してやろうかとも思う。
ボロフェスタを作り出した人たちが化け物なのではなく、ボロフェスタが概念上の化け物になってしまったのではないかと思う。
明日、nanoボロフェスタの最終日で、来週がKBSホールでのボロフェスタ本編です。夜にはmetroボロフェスタもあります。
どうか、一人でもたくさんの人たちが見に来てくれますように。
僕らがこっそりと産み落としたこの化け物を。
轟音が空気を揺らして、緻密さといい加減さが黄金律で混ざり合い、無数の悲しみを巻き込んで、最高のフェスティバルが成り立っている。こんなことはここでしか起こらない。こんなことはボロフェスタでした起こらない。
僕らは、このフェスティバルを成り立たせるためならなんでもするだろう。
どうかそんな、異常な情熱を見に来てほしい。
あらゆるすばらしい芸術は異常な情熱に端を発すると思うけど、ボロフェスタは異常な情熱を傾けた人たちの数も異常なのです。そのぶつかり合いがなぜか異常ではなく、整然としている奇跡をみるだけで、心が震えると思う。
ボロフェスタ前の陰鬱な時間は過ぎ去った。
すべてを開いて、ボロフェスタに進めばいい。
あとは、すばらしいことが起こるのを見つめるだけだ。
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