あわただしく日々は過ぎていき、僕は急激に年をとったような気になっている。
同世代の友人たちが、退屈そうな目をしながら、時間を過ごしている中で、一人だけでもぎらぎらしてやろうと思っていたけれど、ぎらぎらするのってあれ若さなんですね。30代も半ばにさしかかってくると、ぎらぎらするのにも体力が必要です。
ロボピッチャーのワンマンがある。
東京と京都で1本ずつ。
このことの意味についてはまだ自分でも理解しきれていなくて、当たり前のような気もするし、どえらいことのような気もする。
音楽をこつこつ続けてきて、おれは自分のことをミュージシャンだと思っている。
それでも、僕の収入は音楽以外の部分が膨らみ続け、いつのまにか一つの会社を経営している。
もしこの調子で会社が大きくなって、社員が50人になったとしても、僕はミュージシャンだろうか。
まあ、そんなことどうでもいいか。
とりあえず目の前にステージがあったら、そこの上に乗ってボリュームひねってでかい音だせばいいか。
僕はたぶん、良い歌を歌うだろう。
34歳にならないと歌えなかった歌を歌うんだよ。
最近ずいぶんしっかりとした会社に呼ばれて出かけることが増えた。
ちゃんとした会社の人たちが事務所に訪れてくれることも増えた。
SCRAPの事務所は相変わらずぼんやりしてて、このままでどこまでやっていけるのか不安になるけれど、まあたぶん、このままやっていくんでしょう。やれることしかやらんから。
そうだ。
今、「ほぼ日刊イトイ新聞」で、こないだ僕らが作った「図工室からの脱出」が紹介されています。
http://www.1101.com/news/index.html
ずいぶん昔から読んでいるサイトなので、さすがにうれしかったです。
今からしばらくかなりいろんなサイトや、新聞や、雑誌に載るはず。
でもいまいち把握していない。でもほぼ毎日何らかの取材を受けているような気がする。
これはひょっとして気のせいなのか。
あ、そうだ、SCRAPの元スタッフが書いてくれた記事。これはとても素敵です。
http://ouendan.buzzlog.jp/e123548.html
才能がきちんとしかるべき場所に集まって何かを作ってるのはとても素敵なことだ。
今日は久しぶりに夜テレビを見た。
見方が分からなくて少し緊張した。
隣にいた人が、僕のテレビ情報の知らなさに驚いていた。
「テレビみる時間がないんだよ」と僕は言ってみたけれど、本当の理由はもっと面白いものを見つけたからだ。
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