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2009年06月15日

 ひさしぶりに書きます。
 毎日のぞきに来てくれている人たちすいません。
 もう少しちゃんと書きますね。

 東京での脱出ゲームが終わった。
 これまでで一番過酷な脱出ゲームだという意見がスタッフから漏れ聞こえています。
 全24公演。
 仕込みチームは24回なぞを隠し、警備員は24回見張りをして、裏方は何百回もかごを上げ下ろしし、音響映像チームはひりひりするような緊張感の中絶妙のタイミングで物語を進行させた。
 みんなが疲れ果て、憔悴した理由は僕にあった。今回の僕の思いつきはあいまいで、それが形になったのは会場に入ってからだった。
 それでも、今回の脱出ゲームで使われたアイデアやシステムは画期的であったとやはりぼくは思う。
 けっこうな人的被害の上に成り立つシステムだったので、相変わらずビジネスのにおいはぜんぜんしないけれど、われわれが人力で作り出したエンターテイメントは、東京の人たちにも熱狂を持って迎え入れられたと思う。たぶん。
 またやりたいな、とやっぱり思う。
 次はもっと面白くなるだろう。
 次を考えてるときが一番楽しい。

 関わってくれた人たち本当にありがとう。みんな最高の人たちでした。
 来ていただいたみなさまにも本当に本当に本当に心からの感謝を。
 図工室から脱出できた方も、できなかった方も、楽しんでいただけたのなら幸いです。
 

 さて。
 もし、君が冒険に夢を見るなら。
 冒険に出たいと思うなら。
 次の冒険を僕らはすでに用意している。
 この冒険は僕の夢だ。
 もしうまくいったら、そんな素敵なことはないと思う。

 小学校の時に「ドラえもんが家にもやってこないかなあ」と願い、ネバーエンディングストーリーを読みながら僕も本の中に入って生きたいなあと思い、ゲームをしながら「俺ならもっとこうするのに」と憤ったすべての僕の友人に送るすさまじいイベントがあります。

 京都国際マンガミュージアムを借り切って、全体を使って本当にリアル空間でRPGをやってみようと思います。
 冒険が本当にできる場所を作り出そうと思います。
 パーティーを組んで、敵と戦って、謎を解いて、物語をすすめていくイベントです。
 そんなことが本当に可能なのか?
 それはまだ、だれも見たことがないこのイベントを見に来てほしい。
 大げさな言い方をすると、歴史の証人になってほしい。
 このイベントから何かが変わると思う、
 ぜひ、まわりの友人たちと4人パーティーを作って遊びに来てください。
 冒険こそが、われわれに残された最後の夢だよ。

 詳細はこちら。
 http://www.scrapmagazine.com/wps/archives/1850.html


 最近毎日毎日夢を作っているような気持ちになる。
 夢にちゃんと現実がくっついてくるのがまた面白い。
 そして僕の頭の中にたくさんの聴いたこともないようなメロディーが浮かんでいる。
 
 旅をして、冒険をして、何かを得て、そしてどこへむかうんだろうなあ、と最近思う。
 何をしても何も得られない。
 それは、なにをしてもなんでも得られるということと同義だと最近気づいたんだけど、この話わかりにくいよね。

 じゃまた。

Posted by kato takao at 2009年06月15日 03:37 | TrackBack
みんなのコメント

リアル脱出ゲームに参加したものです。
1回参加しただけでめっちゃ疲れたのに、スタッフの方々はそれを24回繰り返しやっていたんですよね。
本当大変だったと思います。
加藤さんも24回司会&説明をやられた訳ですよね。
本当お疲れさまでした。
すごく面白かったです!また絶対参加したいです。

Posted by: 通りすがりの脱出ゲーム参加者 on 2009年06月16日 00:16
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