SCRAPが株式会社になって1年たつ。
つまり僕も社長として1年生き延びたわけだ。
まあ、かなりしっちゃかめっちゃかだったけど、とりあえず生き延びることはできた。
税金のことを考えたり、経費のことを考えたり、社員の給料のことを考えたりして、それなりに続けてきて、おかげさまで赤字ってことはない感じの経営状態であります。まあ、大儲けもできないけれどね。
お金のことを考えて動くと、それはそれで楽しい。昔はお金のことを考えて動くと「良いもの」が生まれない気がしてたけど、お金の世界の良いものは「たくさんの人が良いといったもの」という意味なので経済界における「絶対的正解」といっても過言ではない、様な気もしたりしなかったり。
いろいろあるけど、とりあえずつぶれもせずに一つの会社がなんとか1年成立していることを今はぼんやりと祝おう。やあ、よかったよかった。
本当は京都でぼかぼかとサンドバッグみたいに働いてる人や、ふらふらとぼうふらみたいに漂ってる人たちを受け入れられるほど大きな器の会社にもなりたいんだけど、それはまだしばらく先みたいです。もうちょっと待ってください。
会社を1年運営してみて、自分の情けなさがよくわかった。
あんまり「自分の情けなさ」についてじっくり考えてみたことがなかったので、かなり驚くべき発見だった。基本これまでは自分の良い所についてしか考えなかったし、それを受け入れてくれない人とはつきあわなかった。
今でもそういう傾向はあるけれど、「会社」というルールの中で自分を見たときに知らなかった部分がたくさん見えてくる。それがすごく刺激的で楽しいことだ。未来へのビジョンと過去への後悔と自己肯定の3つの要素がぐるぐる周りやがる。
そういえば、最近結構blogをよく書いてるよなあと思っていたけれど、ここでは書いてなかった。
SCRAPのHPでちょくちょく書いているのでよかったら見てくださいませ。
http://www.scrapmagazine.com/wps/
それから、ロボピッチャーの新曲が配信開始になった。
「今日僕手紙を全部焼いたよ」という曲と「ファティコ」という曲。
両方ともずいぶんと思い入れのある曲だ。
もしよければ、なんとかダウンロードとかして聴いてみてください。
ロボピッチャーの先日の東京ライブのレポがrecommuniに掲載されています。
このテキストを書いてくれたのは、元SCRAPのスタッフの南日くんだ。
いろんなことがつながっていくのがめちゃくちゃうれしい。
http://recommuni.jp/feature/index.php/20090512
あいかわらずだ。
あいかわらず作っている。
まるで息をするように、さっきまでなかったものを生み出していく。
僕が通ってきた道に色がつくように。
それをやめてしまった時、僕は僕でなくなるだろう。
もしそうなってしまっても、君は僕のことを好きなんだろうか。
*POSTを押しても自分のコメントが見えない場合、一度ページの更新をしてみてください。
*HTML不可です。
*アドレスは入れると自動でリンクになります。
*管理者の判断でコメントを削除することがあります。