リアル脱出ゲームの3DAYSが終わった。
3日で14回公演で、420人にご来場いただき、予約が取れなかったという苦情を山ほどいただき、とにかくありがとうございました。なんとか無事に終わりました。
いろんな人がblogとかmixiとかで日記を書いてくれていて、そのいくつかを読んで、みなさんが喜んでくれたのだなあとほっとした。このイベントにはまだ成功法則がなくて、だれもやったことがなくて、僕だっていつも不安で、でもお客さんの期待が異常に高くて、今月始めには逃げ出してやろうかとも思ったのだけど、なんとか成り立ったようです。
HEP HALLのみなさま、ヨーロッパ企画の酒井君と松田君、SCRAPのスタッフ、高木敏光さん、その他いろんな人がくれたヒントを全部このイベントに投げ込んでやりました。ありがとうございました。
最後の公演が終わった時になんだかものすごくがっくりしてしまって、あれはなんだったんだろうな。燃え尽きたとかやり遂げたという充実感よりもとにかく深い喪失感みたいなものがやってきて、切なくて哀しくて撤収の間ずっとぼーっとしてしまった。
帰りの電車でヨーロッパ企画の松田君と未来の話をしていたらまた熱が戻ってきた。
結局未来の話をしているのが一番たのしい。次の面白い企画をまとめている時間が幸せだ。一つ終わったらとくに振り返りもせず、次のことを考えていたい。次の僕でいたい。
その翌日はやや沈んだまま一日を過ごし、ついに「428」を解きました!
いや、これは面白いゲームだと思いますよ。まだやっていない方はぜひ!
新しい形のエンターテイメントなんだと思う。ゲームだからこそ出来うる物語構築方法だ。時間と可能性についての物語。こんな素敵なものをつくってくれてありがとう!
ああ、今日はクリスマスイブだというのにうんざりするくらい予定がない。
もちろんさまざまな事務仕事をしなくちゃいけないのだけど、別にイベントごとに興味があるわけじゃないのだけど、でも誰か一人くらい誘ってくれてもいいのではないのか。もしくは誰か一人くらい誘いたくなってもいいのではないのか。しかし俺の中のバランスが邪魔をするのです。「まあ平日だしなあ」とか「イベントにがつがつするのもなあ」とか「あの人は遠いし忙しいだろうしなあ」とか「このタイミングで誘ったらなんか誤解されちゃったりしていやだしなあ」とか。ああ、なんと繊細なことよ。繊細 of the yearだよ。
仕方がないから「428」のおまけストーリーでもやってすごそうかと思います。クリスマス。ふふふ。
「SCRAPが大好きです」というメールをもらって、おれはそんな君のことが大好きだと思ったが、まあとにかくたくさんの人に助けられて良いイベントがつくれた。
一つイベントが終わったらしょんぼりしてしまうのは悪癖なのか、良癖なのか。
良癖などという言葉は存在するのか。悪癖があるからまあいいか。
やらんよりやったほうがいいな。やっぱり。うん。
たぶんだけど、そんなに残された時間は長くない。
やろうやろう。
最後の瞬間まで、何もない場所をみつめよう。
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