なんかわからないけれど、自殺した人たちについて考えている。
たくさんの人が自殺しちゃったけど、我々はそこから「せめて俺は生き延びよう」という以外に学ぶべきことはないのか。
まあ、最悪死ねばいいと考えるのは間違いだと思う。巨人の元監督藤田が、日本シリーズで3連敗して日本中の巨人ファンの非難を浴びた時に「まあ命まではとられんだろう」と考えてその後4連勝したのは一部では有名な話。
人を何人か殺して、死刑を宣告されない以上は、少なくとも法治国家の中で法に守られた世界の中で殺されることはない。それを救いと感じることって出来ないのかな。
パンダーマンは僕にいつもこういった「おれはもうすぐ死ぬからね」と。
彼は体のいろんなところに疾患を抱え、それでも無理やりタバコを吸い、出来る限りお酒を飲んだ。
「加藤、俺が死んだらお前が京都を引っ張っていけよ」と彼は言った。
「嫌ですよ。僕はそんな玉じゃないし、あなたはそんなに簡単に死なないですよ」と僕は言った。
パンダーマンはあっさりとその半年後死んだ。
死が我々に教えてくれることは正しく生のことだ。
死ぬまでは生きよというありふれたメッセージだ。
死して残された人がどんな思いでいるかを想像させるためのものだ。
おたまじゃくしは死ぬのをやめて、空を飛ぶことに決めたのだ。しっぽを引き千切って。足すら生やして。
もし君が死ぬことを考えているなら死なないでほしい。
もし君がもし君が死ぬことなんて考えたこともないのなら、その幸せをどうか感じてほしい。
もし君が死ぬことは考えたことはあっても、今は考えていないのならその幸せを僕とともに祝おう。
僕はその気持ちをパンダーマンという曲に込めて歌った。
もし君がその気持ちに気づいてくれるなら、つまり生きていくっていう根本的な喜びに気づいてくれるなら、僕はそれこそ生まれてきた意味を見つけたくらい幸せだ。
生は死を眼前にしたときに突然生き生きと輝きだす魔物だ。
せめて生き続けようね。みんな。
どうしてもやばい時はロボピッチャーを聴きな。
僕らは、のびのびと人生における喜びだけを享受した四人組ではなく、哀しみだけを歌にする偽悪的な四人組でもなく、その両方を間断なく浴び続けた気の毒な四人組だ。
そりゃいい歌を歌うに決まってるさ。
ロマンチック探偵、パンダーマン、聞きました。ロマンチック探偵はちょっとMで足フェチなのですね。パンダーマンは、素敵なメロディーラインです。リズミカルでいて、ちょっぴり切なく、しかし、ずっと口ずさんでいたい曲ですね。
Posted by: button on 2008年06月25日 19:22
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