2007年07月20日
夢を見てた。
僕のままで歩いていく夢だ。
ポケットに手を突っ込んでいる。
背中を少しだけ丸めている。
大切なのはスタイルじゃないぜと思う。
結局最後にものを言うのはどれだけ進んだかだ。
どんなに俺が背中を丸めていたとしても、大切なのは進んだ歩数であって、俺が肩で切った風の数じゃない。
何かがあるような気がしたけれどなにもなかったと目覚めてから気づいた。
僕らは奇跡を待っていたのだ。
来ないから奇跡だと知りながら。
終わりなんて認めないと認めながら。
無駄なことなどこの世にないと告げよう。
僕らは生き延び、歓喜の瞬間を味わい、そして息絶えた。
進むことが意味だった。
時間が流れることを確認しているだけだったのかもしれない。
夕暮れが赤く染まりまた別の夜をつれてくる。
終わり始まりまた終わる馬鹿げたカーニバルは続く。
いつものあのハーモニカをどうか今日は吹かないでよ。
夢が覚めちゃうから。
神様。僕に信じさせて。信じることは強さだと。
僕らが手にしたものと、僕らが失ったものはどっちが多かったんだろう。
僕にはもう何も見えない。
彼女に見えていたものは、どんな未来だったんだろうか。
みんなのコメント
がんばれ!がんばれ!
そこは常に幸せの中だよ
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