今日は朝から営業活動。
SCRAPデザイナーさんと、ふらーっと営業先に行ってふらーっと話した。
向こうもふらーっと話してくれた。
何かにつながればいい。つなげなくてはならない。
その後二人で打ち合わせ。
次号の進め方について。
今号のSCRAPはかつてないほどすばらしい勢いで進んでいて、見ていてすがすがしく感じる。
僕はそういえばこれまで人に不足したことがない。
いつも必要とする人が過不足なくそばにいてくれる。
音楽も、雑誌も、イベントも。その他のいろんなシーンで。
これは多分、人徳とかいう言葉で表現するよりは幸運という言葉で表現した方が適切なことだと思う。
僕に人徳はない。
大切な約束も守れない。
それから、SCRAPの取材に少しだけ立会い、自転車で鋭い日差しの中をゆらゆら走り、アルファーステーションでラジオの収録。喋り捲って声が枯れた。そこでも営業の話、請求書の話、今後の話、お金の話。同時に乙女チックポエムを僕は朗読し、かつてない能力を披露した。ラジオは面白い。やったことないことをやっている。そして毎回何かを学習する。どこへ行き着くのか自分でこんなに楽しみなのは久しぶり。
その後は、某会社の大変にえらい方と会食。
すごく褒められた後で、ちょっとだけ苦言。うまい。もちろん苦言だけが記憶に残った。
褒められて伸びるタイプなんて嘘だ。人は自己否定からこそ伸びる。ぬくぬくと生きて、その上成長もしたいなんてぬるすぎて反吐が出るぜ。
その直前に実はあるミスが発覚。
どれだけ控えめに表現しても致命的なミス。あまりの致命的ぶりと、その示唆するものになんだかぼんやりしてしまう。ひとまずこのことは考えない。
流れていく。
そのままで流れる。
止めるものはなにもない。
やがて目にする結末。
知ってる?
僕らの住むこの世界には、結末のない物語はないんだよ。
会食がすんで家に向かう。
今日は自転車で移動。
途中でちょっと電話。
初夏の風は心地よく、自動車の音はうるさく、電話は驚くほど早く終わった。
「嫌な夜は眠ってしまうんです」と彼女は言った。「そうしたら次の朝が来るから」
そうか。君に学ぼう。
今日は眠い。眠りたい。生暖かな泥の中で輪郭をなくしたムツゴロウのように眠ってしまいたい。
今日じゃない明日がやってくるだろうか。もちろんやってくるだろう。それが僕ののぞむものであるかどうかはわからないけれど。
僕は人に不足を感じたことはない。
僕が知っているのはささやかな孤独だけだ。
いつもだれかに助けられながら生きている。
そして、僕はこうして、そのささやかな孤独すら、言葉にして昇華させてしまう。
きっと異常なんだろう。
どこかが狂っているんだろう。
でも、本当に狂っているのはどっちなんだろうね。
ともあれ、僕のそばにいるすべての人にささやかながらも等しい感謝を。
まあ、相変わらず僕はふらふら生きる。そしてそのうち死ぬ。当たり前だけど。
大丈夫、ルールは1つだけ。ただ俺らしくあること。
むう、言葉にするとださい。
でも、それ以上に大切なことなんてない。
さて、知らない方もたくさんいると思いますが、もうすぐ僕のソロワンマンライブです。
新曲もやりますし、リクエストにもすべてお答えする所存。覚えている曲はね。
事前にメールでリクエスト曲を送ってくれたら可能な限り練習します。
昨日の日記でも書いたけれど、物販ツアー以後の僕の音楽へのモチベーションは異常です。
歌うのだ。出来る限りでっかい声で。
加藤隆生ソロ・ワンマンライブ
■ 2007/5/20(日) 大阪・Cafe OneDrop
【出演】加藤隆生
【時間】start 20:00
【料金】\1,000
http://homepage2.nifty.com/cafe_onedrop/index.html
前売りも当日も同じ料金なので、予約などしなくてもいいみたいですが、なんか不安なので、来るつもりの方はご予約下さい。ソロワンマンでお客さんが3人だったらそれはお客さん的には嬉しいのか哀しいのか。
僕は1人でも100人でも一生懸命やります。
でも、多い方が結果としてみんなが幸せな気分になるライブになると思います。
どぞよろしく。
さて、いよいよ眠ろう。
いくらなんでも寝てない。そのくせビールばっかり飲んでる。
ああ。ビールよ。ビール。
その存在感。その安心感。その空虚さ、そのやさしくなさ。
どこへも向かわない黄金は僕の尿道を抜け、ただの小便になって下水に流れるだろう。
消えていけ消えていけ。
消えていくからこそ美しいぜ。ビールよ。
まあおおよそそんな感じ。
宇宙の一生からしたらいつもの一日だ。
眠って起きたら別の朝だ。
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