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2007年04月11日

 昼前に起きて、コーヒーを飲む。少しだけ食事。
 昨日やりのこした仕事の続き。気乗りのしない仕事。人が書いたテキストを直す。直す。こんなに直されなくちゃならないテキストを書くってのはどういう神経なんだろう。

 で、午後からSCRAPの配布の続き。
 嵐山の方まで行ったのでずいぶん時間がかかった。まだ配りきれていない。明日又配ろう。

 夜はSCRAPの会議。
 あ、会議の前に近所の回転寿司ですばやく食事。結局今日は二回だけの食事だった。一人だとあんまり食べない。
 なかなか良い会議。いろいろと進んだ。
 このフリーペーパーは停滞して、停滞して、停滞して、突然進む。
 その瞬間が心地よくてやっているのかもしれない。
 新しく入ってきたスタッフがキャッチーでいかす。
 あいかわらず、スタッフに恵まれた雑誌だ。

 その後本屋さんに行って散財。近所に24時間の本屋さんがあるってのは、良いことなのか悪いことなのか。
 さらさらと数千円が消えていった。
 桜玉吉「御緩漫玉日記」の最新刊を買う。連載が終わってしまった。どっしりと重い漫画。才能はその入れ物の強さも必要とする。入れ物が弱かった漫画家の足掻きっぷりがどしんときた。

 60歳のデザイナーの話を聞く。
 もう充分デザインはやってきた。これ以上頭を使いたくない。マンションの管理人をするかつての花形デザイナー。モノを作り続けた末路。手で一つ一つ作ってきた世代の人たちが、今のデザインを肯定しながら離れていく気持ちはわかる。
「今の技術がね、便利なのはわかるんだよ。誰でもデザインできちゃう。それで良いと思うよ。かっこいいし、スタイルもいい。でも、僕は手で書いてたときのほうが楽しかったってだけ。もちろん必要に応じて時代についていったけど、これ以上はもういいよ。こっから先は勝手にやらせてもらう」

 なんとなく何かを創りたい人によく会う。なんとなく面白いことをやりたい人によく会う。
 それはそれでとても素敵なことだけど、その末路について考えてみるのも一興だ。
 モノを創り続けて野垂れ死ぬ自分を、肯定できるかどうかの話。
 肯定できなくても、可能性を認めることはしなくちゃならん。

 桜玉吉を読みきったあと、いくつかのキャッチコピーの仕事を並行して進める。
 3つのキャッチコピーを並行して進めるのは初めての経験だ。楽しくないといったら嘘になるけど、きちんとしたクオリティーのものが作れるかどうかもまた不安。思うのだけど、どんなにキャッチコピーの大家になったとしてもこの不安は消えないんだろう。自分が良いと思うものを、他人も良いと思う確信は永久に持つことが出来ない。

 仕事の合間にメールの返信。
 でもそれだけで2時間はかかった。ここ3日ほどメールを返してなかったから。
 ぱたぱたとキーを打つ。
 機械的に打つ。でも人間が打ってるんだぜ。

 で、やっと今。
 自分の為のテキストを書いている。
 ビールを1.5リットル飲んだ後、こないだSCRAPの花見でだれも飲まなかった「銀座カクテルピーチ」を飲んでいる。一体誰がこんなものを買ったんだろう。甘くてうんざりする。でも、飲み終えてわかったのだけどアルコール度数が6%だった。結構酔った。一人で飲んでるのに、なんかふらふらする。

 昨日の日記に対するいくつかのメールをいただく。
 ありがとうございます。
 あれはミュージシャンとしては、ほめられた日記ではないと思うのですが、やさしいメールをいただきました。
 そのやさしさに甘えることなく、ちゃんとした活動をしていこうと思う。
 追い込まれるのは嫌いだし、自分で追い込むほどの器量も持ち合わせちゃいないけど、追い込まれないとなにもしないのも事実。
 まずは、滞っているDMを出さないと。
 明日はなんとか出そう。なんとか。だれか手伝ってくれないかなあ。アドレスを打ち込むのが苦手。

 先日SCRAPにある大学の4回生から「新卒の採用はありますか」というメールが来てなんとなくぽっかりと心に穴が空いた。人手は足りている訳ではなく、助けて欲しい局面はいっぱいあって、やって欲しいことは数え切れずあるけれど、誰かを雇い入れることは出来ない。その器量が俺にねえ。あらためて、だめだなあと思った。でもそれはそれで、しょうがないとも思った。

 銀座カクテルピーチがかなり手ごわい。
 くらくらしてきた。
 眠ろう。

 あ、ロボピッチャーHPにて、4人対談がアップされております。
 http://www.robopitcher.com/
 更新遅れてすいません。
 毎週土曜日更新予定です。
 そのことがあのHPに書かれていないのが問題だな。いつ更新されてるのかわからないと何度か言われた。

 グッズをがんばって作らないと。がんばろう。こういうのはメンバーがいてくれるからとても助かる。俺は、結局わあわあ言うだけで、ロボピッチャーでは後のことを任せてしまう。任せられるってのはなんてすばらしいことなんだろう。

 さて、あと1つ、キャッチコピーを考えて眠ろう。
 一行で何かを表現してしまうなんて、乱暴なことだと思っていることは隠して眠ろう。

Posted by kato takao at 2007年04月11日 05:51 | TrackBack
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