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2006年06月04日

 ボロフェスタの会議が深夜までありました。

 長い会議。
 いつまでもいつまでも海の底をたゆたっているような、終わりなんてなくて、始まりがいつかもわからない会議。
 でも、それが 必要なんだ。ボロフェスタには。
 イベントがフェスティバルになるためには、効率ではなく、ささやかな感情の揺れが重視されなくてはならない。

 音楽がきちんとここにあるって、そんな簡単なことを立証する為に、なんて僕らは遠回りをしなくちゃならないんだろう。

 もう4時を回ったらうっすらと空が白んでくるんですね。
 夏は好きだ。
 夏しか好きじゃない。
 僕は夏だけを信じてる。

 誰かが呼んでいる声が聞こえます。
 多分、空耳だろうと思う。
 この家には僕一人しかいなくて、しかも今は朝の4:47だ。だれの声も聞こえるはずがない。
 それでも、僕は、その声に答えたくなる。そして答える。
「すいません。今忙しいから後にしてもらえますか?」

 混沌と狂気の夢の中で、真夏に降り注いだ小雪が、うっすらと砂浜を埋め、僕らは愛を語りながら殺し合い、美しい花を愛でる為に生ゴミを捨てる。
 
 美しい服を着ている人や、かわいらしいものに包まれている人は、そのために犠牲になったものを知ってるのかな。


 知らないなら

 お気の毒に。

Posted by kato takao at 2006年06月04日 05:53 | TrackBack
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