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2005年09月30日

 今年もボロフェスタが近づいて来ました。

 僕が西部講堂でイベントをやりたいと思ったのは、11年前の事です。
 それはあるバンドの、あるボーカリストを追悼するイベントで、フリーで、ものすごいミュージシャンが、ものすごい演奏をして、もちろん入場料なんて要らなくて、最高で、パラダイスでした。そこにはルールなんて一つもなくて、本当にフリーで、痛々しい追悼と、哀悼と、根源から突き上げてくるようなハッピーが同居する場所でした。

 そのときに思ったのです。
 あの場所に立ちたいと。
 僕は自分で決めた事は絶対に実行する事に決めているので、ボロフェスタというイベントを作りました。
 最初の年は、後悔しか残りませんでした。
 翌年は、いくつかの反省点が残りました。
 それから最高のイベントになって、僕は有頂天の幸せを味わって、もう記憶が極彩色に彩られていて、あんまりわからない。
 
 さて、今年のボロフェスタはどんなイベントになるでしょうか。
 どうか、みなさま。
 歴史は、今作られていることをゆめゆめお忘れなされませぬように。
 歴史は、今こそ刻一刻と作られていて、今年のボロフェスタももちろん、京都の音楽シーンに、そして、世界のカルチャーシーンにはっきりとして爪あとを残すイベントになります。
 どうか、一人でもたくさんの人が、この場所に足を運んで、僕らと同じ空気を吸って、そこから始まろうとしている何かを感じとって頂きたいです。

 昨年まで、ボロフェスタは「音楽の持つ可能性についてのフェスティバル」だと僕は思っていました。
 今年からは、「音楽の持つ根源についてのフェスティバル」になるのではないかと思っています。

 見に来てください。
 どうか、心からお願いするから、見に来てください。
 僕らが100%美しいと思う空間がここにはあって、それを一人でもたくさんの人に見てもらいたいのです。
 今年のステージは3つです。
 出演者は100人を越えます。
 ロボピッチャーはもちろん、過去最高の演奏をします。約束します。 ロボピッチャーというバンドの歴史を語る上で、この日のライブはなくてはならない日になるでしょう。絶対です。僕が保障します。
 その場所には、あらゆる可能性があって、僕らはそれを掘り起こしました。
 宝物を見つけたけれど、それで満足しているわけではありません。

 ここで起こったすべてのことを忘れたくなくなるようなそんな場所です。

 肌や、心の隅っこにちらりと何かが触れて、そのときはそんなこと気づかないかもしれないけど、知らないうちに死ぬまで大切にしているような何かを手に出来る場所だと、僕は思っています。

 どうか、ぜひ足を運んでください。
 ここで出来ることは、本当に特別なんです。
 絶対に他では出来ません。
 異常なまでに張り詰めて、僕らの細胞は今が一番活発に音楽を志向していて、すべてのことの成り立ちが幸せなラインを示しているようです。

 ああ、とてもじゃないけど、ボロフェスタの素晴らしさを言葉で表すのは無理だ。
 言葉じゃ説明できないから、来てくださいって言ってるんです。

 どうか、どうか、本当に心から、来て欲しいです。
 もし、あなたが、ほんの少しでもボロフェスタに来る事を迷っているなら、絶対に来て欲しい。きたほうがいい。
 なぜならここには、あるはずのないものがあるし、それはここでしか手に入らないし、今しか見られない喚起の瞬間だからです。

 ロボピッチャーHPでもとりおき受けてつけています。http://www.robopitcher.com/
 ボロフェスタHPでももちろんチケット予約できます。http://www.nishiki-ya.com/

 それでは、ボロフェスタでお会いできる事を心から楽しみにしています。
 ロボピッチャーは、ボロフェスタを通して成長してきたバンドであり、今回だってそうです。
 とてもじゃないけど、信じられないような音楽を見せます。絶対に見せます。

Posted by kato takao at 2005年09月30日 01:38 | TrackBack
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