すいません。ずいぶんたくさんの方に見に来ていただきましたが、いきなり最初に「てすと」とか書かれてたらつまんなかったですね。とはいえ、このページにエンタテインメントを求めてる人もいないだろうから、まあいいですか。そうですか。
ところで、いったいあなたはここに何を求めてきてるんだろう。
昨日ライブが終わって、PIPINさんや、シノノメソラさんやお客さんとかいろんな人と飲んでて、京都でライブをするってのはすばらしいなあと思いました。だって、飲める。いや、いつも飲んでるんだけど、最後まで飲める。とことん飲める。
今自分がどこにいて、どんな状態で、誰と話しているかをはっきりと認識した上で、飲める。そういう安心感って他ではない。
また、昨日はずいぶんリラックスしたライブをしました。ものすごたくさんしゃべった。あれもホームだから許される感じでした。
ホーム。
そう。僕(ら)には帰ってくる場所があって、それがここで、だからいろんなところで、とんがったり、つば吐いたり、悪態をついたり、月を見てほろりときたり出来る。僕(ら)は楽器を抱えて出かけていって、その場所にあるものを壊して、なかったものを生み出して、その作業にやはりそれぞれすごく消耗して帰ってくる。そしたら、京都と友人とビールが待っているという寸法です。
にしき屋の人達も、SCRAPの人達も何人か見に来てくれてて嬉しかったな。なんと昔働いていた会社の上司も見に来てくれてた。僕(ら)の作り出すものが、僕のこれまでたどってきた軌跡をなぞって、また一つのコミュニティーをつくるのであるなら、それはそれですばらしいんじゃないだろうかと、あの陰鬱と投げやりと回復と自己完結の共有を志す音楽を奏でながら僕(は少なくとも!)思うわけです。
今は昨日お客さんにもらったビールを飲みながら、少し休んでいるところ。
このビールを持って、拾得から歩いて帰ってくるのは辛かったぜ。40分くらい歩いたからな。
いつか。
どれくらい先かわからないけどいつか。
もし、昨日のライブのことを思い出すのなら、僕らがこの場所でこうして生活をしながら音を出していることと、その帰り道に一歩一歩確かめるみたいにこの街を踏みつけて帰ったことを思い出しますように。
そして、その帰り道の最中に行なわれた、失われた会話のことも、いつか思い出せばいい。
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