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2003年05月18日

 緊急の告知です。
 えーっと、5/16じゃねえや、5/18(日)13:00から新風館にて、KBS京都テレビの番組の収録があります。「ダルコロ」という番組で毎週金曜日、夜11時から放送されているそうです。
司会は森脇健児さんととにしゃんたさんです。
6月6日(金)に放送予定だそうです。ひまなら見に来てください。2曲ほど演奏します。大丈夫たぶんをやろうかなと思ってるところ。

 さて、ではリクエストのにこたえます。

 「ビッグバンデイ」

 ためらってもためらっても繁殖してくバカなのだ
 もうとまんないしもう止めないよ 走りはじめたバッカスファイター
 
 侵食された窓からは 闇雲な決意が漏れる

 心せよ友それは愛じゃない まやかしに似たやさしさだ
 踏みしめるその足の裏の 痛みだけを今は信じよ

 生きる強さと引き換えに ぼやけたフレーズたずさえて

 はじまらないの?ビッグバンデイ 漂うだけで死んでくの?
 砕け散ってでも見つめるよ
 しゃべり出したパントマイマーいつも言いたかったことを叫び出した
 本当の涙でついに泣いた ビッグバンデイ

 息を吐いたら白く濁った 内側から腐っていってんだ
 僕は知ってる知らないふりして ここはなにもない底無しの沼

 愛の言葉を語るなら だれも知らない言葉でさ

 はじまらないの?ビッグバンデイ 漂うだけで死んでくの?
 砕け散ってでも見つめるよ
 しゃべり出したパントマイマーいつも言いたかったことを叫び出した
 本当の涙でついに泣いた ビッグバンデイ

 僕らが僕らであるための 悠久の歌がきこえるかい?
 百億の孤独をたえぬいた 悠久の歌がきこえるかい?

 はじまらないの?ビッグバンデイ 漂うだけで死んでくの?
 砕け散ってでも見つめるよ
 しゃべり出したパントマイマーいつも言いたかったことを叫び出した
 本当の涙でついに泣いた ビッグバンデイ


 以上です。

 さて、自分で自分の曲を解説するのってかっこわるくないかなあ、ってすごく最近考えてるんですが、よく考えたら、僕が好きな曲をその製作者が解説してくれたらすごくうれしいよなあ、と思って、わりきりました。いえー。

 この曲はハラッパカラッパがあまりよい状態ではないときに作りました。いや、積極的に最低な時期。バンド内は非常に険悪なムードで、みんながだれかの悪口を言ってました。いや、悪口っていうか、バンドがよくならない原因を全部人のせいにしてました。みんなが。
 というような状況でこの曲をつくりました。カウボーイビバップを見ながらつくったのを憶えてます。なんでかはわかんないけど。イメージがはまってたのか。
 「はじまらないのビッグバンデイ」っていう言葉とメロディーがぴたっとはまったときは背筋がぶるってなるくらい感動しました。ものすごく複雑なパズルが一瞬でとけた感じ。「やったー」って叫んで部屋をぴょんぴょん飛びまわりました。ああ、でもそれはいつものことだけどね。

 ライブではこの曲を歌うとテンションがあがりすぎて、そのあとの曲がボロボロになるので、よくメンバーにしかられました。特にCメロの「僕らが僕らであるための」のところは、本当に自分でもやばいほどのテンションで、おきゃくさんがどんどん引いていくのがステージの上からでも手に取るようにわかりました。しかし、この曲の歌詞ってよく見るととてもオーソドックスなメッセージソングですよね。
 ライブハウスの店長さんやオーナーさん、業界の人にもわりと評判がよかった曲。キャッチ—だしね。でも「歌ってるときの顔が怖い」って言われて、なんかすごくむかついたのを憶えてます。じゃあもうくんなって思った。思えばそれが間違いだった。

 なんか、この曲については話したいことがたくさんあるような気がする。
 ビッグバンデイは、お客さんには比較的人気な曲でしたが、メンバーはそんなに好きな曲じゃなかった気がする。それは「売春婦の歌」とかもそうだったんだけど、なんとなく「みんながやってほしそうだから一応やっておこう」みたいな温度があった。違うかもしれないけど。
 そう言えば、この曲のリズムを決めるためにドラムの三吉さんと二人でスタジオに入って延々練習した。「ギターがひどすぎる」とか文句ばっかり言われて、コードとかも変えさされた。「じゃあ。お前のドラムはどうなんだ」という言葉をぐっと飲みこんで、練習しました。
 あ、でも、ハラッパカラッパの黄金パターン「サビでボーカルとドラムコーラスがオクターブユニゾン」っていうパターンはこの曲から生まれました。倉光さんも入れて三声でやったんだっけかな。とにかく、オクターブユニゾンが楽しい曲第1号ってこと。
 そう言えばロボピッチャーってオクターブユニゾンないな。

 なんかいっぱい書いた。
 なぜならこれを書き終えたら、仕事の文章を書かなくてはならないからです。がーん。
 まあいいや。
 あ、ボロフェスタ今年の10月に開催する事決まりました。
 今度はロボピッチャーも出ます。
 ボロフェスタです。今から胸がときめくね。

 では。

Posted by kato takao at 2003年05月18日 02:21 | TrackBack
みんなのコメント

ビッグバンデイかぁ。

この曲はハラッパ=カラッパの曲の中でも特に好きな曲というのではないけど、すごく思い出に残ってる1曲ですね。

ある出来事をきっかけに、大好きな加藤君のステージをしばらく見に行かないと決めた次期がありました。

その間「加藤隆生バンド」は「ハラッパ=カラッパ」になり、様々な試行錯誤がそこで為されていたんだと思う。

そしてある日、KBS京都ラジオの番組に出たハラッパ=カラッパが演奏したのがこの曲と「さよならラジオ」だった。

1年以上ふれることの無かった加藤君の歌声を聞いて色んなコトを考えた。

[LIVEに行かなかったのはただの自分に対するカッコつけじゃないのか?][好きなモノを素直に好きと言えないのか。おれは?][お前は何様やネン!]

なんだか熱かったなぁ。色んな意味で。

最近あの熱さがすっかり無くなってきている。トシのせいとかという簡単なことじゃなく、もっと根本的なトコロが違ってきている。それが良いコトか悪いコトなのかわからないけど。。。。

なんだか急に加藤君の歌が聴きたくなった。

新風館行ってみよう。

「大丈夫、たぶん」聴けるといいな。。

では。

Posted by: maepyon on 2003年05月18日 05:49

いいね。なんか。

歌ってないときの顔もちょっと怖いよ。なんつって。

でも、その、なんというかギラギラした感じが素敵だと想うけど。

かとっち!そんな緊急の告知じゃいけないやん!あほ。

まえぴょんさん、どうでした?

あたしも聴きたかった。うらまやしい。

じゃ、あたしからもリクエスト。

『花が咲く』

生ピアノが素敵です。

Posted by: リエリエ on 2003年05月19日 00:13

『花が咲く』俺も大好きです。

リエリエさんに2000点!

Posted by: maepyon on 2003年05月19日 00:57

その日の晩、新風館で呑んでました。

確かに、森脇健児おったなー。

あと、その呑みにいった店で、きよピーにも会ったぞ。

Posted by: kurimotic on 2003年05月23日 22:27
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