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2002年01月04日


 あけましておめでとう。

 年末から年明けイベントなんかに行っちゃって、その後も遊びっぱなしで、年末年始を満喫しました。

 12/29に古い友人と会い、近況を話し合ったのだけど、みんなずいぶんと社会人の顔になっていた。話すことも、しぐさも、匂いも、身にまとう気配も何もかも。僕は、2杯ほどお酒を飲んだところで少し退屈になってしまって、卓球をしようと提案。その後はひたすら、卓球とボーリングにいそしみました。とても楽しかったし、リラックスした時間を過ごしたのだけど、致命的になにかが変わってしまったことをあらためて確認しました。当たり前のことだけど、10年かかって変わるはずのものが、きっちりと約束通りに変わっていました。

 僕は相変わらずふらふらした人生で、未来が見事なまでになにも決まっていません。友人に僕の近況を話したときに浮かんだ、少し困ったような、それを隠すような、でも、きちんと認めてくれているような微妙な表情が印象的な一日でした。いまのところ、それが僕の立ち位置です。

 30日のライブはなかなかおもしろかったけど、その後で、ライブハウスの店長さんの言葉に激怒して店を出てきてしまった。大人気ないとは思うけど、やはり不愉快なことは不愉快であるし、僕なりの考え方もある。譲れることと譲れないことがやはり世の中には存在するし、僕は譲れないことは絶対に譲りません。
 ただ、他の人にも迷惑をかけたのが心残りです。あの場に居た人は本当にすいませんでした。せっかくの楽しい夜だったのに。

 31日は、いくつかのミーティングと、年越しイベント。FPMのDJで踊りまくる若者に突き飛ばされたりしながら年明け。ものすごくたくさんの人間がいっぺんにキスしてるところを見たのは初めてでした。そのあと、スモールサークルオブフレンズをみて、やや不愉快な思いになる。やろうとしていることは好きなんだけど、やれてない。キャリアのあるバンドなんだから、もうちょっとちゃんと考えて欲しい。お客さんも彼らの時間帯にかなりの数が帰ってしまった。好きなサウンドだけに残念。

 で、1、2、3日はたくさんの従兄妹と大騒ぎのギャンブル大会で、何万円も勝ったり、負けたりしながら最終的には手元に10000円ほど残りました。みんなでラーメンを食べて、恋愛の話を聞いて、彼女や彼氏を紹介されて、進路のこと、未来のことを話しました。僕は従兄妹の中で一番年上なので、えらそうに話を聞いたりしてました。
 これは僕にとっては一年でもっとも大切な儀式みたいなもので、、つまらない話と、愚かなゲームと、信じられないくらい美味しいおでんにつつまれながらゆっくりと愛しく流れていく時間を何時間も眺めます。煙草の煙が上空にたまっていき、だれも眠りたくない時間が続きます。おじさんおばさん、両親、従兄妹、おばあちゃん総勢14人が必ずこの3日間は集まって遊びます。

 一月の3日は一年で一番寂しい日です。お正月が終わってしまう日です。問わずがたりに語られる、たくさんの物語。
 今日は正月が終わるための一日なのです。

 明日からは現役に復帰です。僕は3文字で表現できるちょっとした喜び、などを必死で探す作詞活動を再開し、メロディーを思いつくためのあらん限りの努力をし、デートをして愛を語り、こっそりとあたためておいた話を聞かせてあげます。毎日右足から靴下を履いて、夜はお風呂の中で読みかけの本を読みます。

 どうか、みなさんにとってもよい一年でありますように。そして、みなさんのよい一年の助けを、ほんの少しでもいいからハラッパカラッパ、加藤隆生ができますように。僕らの放つささやかなメッセージが、一人でもたくさんの人々の心に留められます様に。

 それでは。今年もよろしくおねがいいたします。

           ハラッパカラッパ    加藤隆生
 

Posted by kato takao at 2002年01月04日 01:50 | TrackBack
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