人と会って、映画を見て、曲を作って、さっぱり訳がわからなくなってしまった。
僕は映画をめったに見ません。2時間テレビの前でじっとしているのがつらいのです。映画館ならまだましだけど、背が高いので後ろの席の人に気を使うのが嫌です。
でも今日はひょんなことからスパイクリーの「ラストゲーム」という映画を見ました。スパイクリーってニックスの試合の最中に大騒ぎしてる変な黒人だと思ってたら映画監督だったのね。車の宣伝にも出てましたね。
僕はほんとに映画を知らないので、スパイクリーファンの人は怒らないで欲しい。ちなみに僕はニックスのことをにくからず思っています。去年は積極的に応援したもんです。
まあ、いいや。映画の評価はしません。僕が評価できるような映画ではないと思った。
ただ、とてもシャープな作品でした。あまりにシャープで、大枠の輪郭がぼやけるほどに。暇だったら見てみてください。そして感想を聞かせてください。
自分の周りのリアリティーがゆっくりと埋没していきます。どんな場所で、どんなふうに暮らしていたかを忘れていくのです。僕の指はキーボードをたたきます。一番きれいな言葉をもちろん選びます。
でもそれを選んだのは僕ではないのかもしれないのです。僕の指かもしれないし、キーボードかもしれない。
そして人は幸せに関するコメントをする。
「だって、その曲を聴いて幸せになる人もいるのだからいいじゃない」
そうですね。たぶん。バランスとしてはとてもいい。
指の先まで酔っ払っている。ここではない場所に行きたい。
Posted by kato takao at 2001年07月20日 02:17 | TrackBack
*POSTを押しても自分のコメントが見えない場合、一度ページの更新をしてみてください。
*HTML不可です。
*アドレスは入れると自動でリンクになります。
*管理者の判断でコメントを削除することがあります。