与勝の海岸をゆっくり歩いた。今日は「いつめぐりあえるかな?」と心の隅にそれとなく気にとめておいたメッセージ入り漂着ボトルにようやく出会うことができました。家に帰って慎重に中身を確認。ペットボトルのフタには入水を防ぐためのコーキングらしきものが施されていて、中には海岸の砂(たぶん)とナイロン袋に包まれたメッセージが大・小(これも入水を防ぐため、しっかりとセロハンテープで袋がとじられていました)。
メッセージ大は二枚。一枚目左半分には「たいらじま」と書かれたなんともかわいらしい島の絵。右半分には<海流ビンを拾ってくれた方へ>の書き出しでこのボトルが「海流瓶」であることが告げられています。僕は「海流瓶」についてはすごくタイムリーなことに、先週、図書館でかりた『漂着物辞典』でその存在を知ったばかり。
送り主の氏名は公開できませんが、鹿児島県十島村立平島小学校の生徒さん。トカラ列島の平島からの便りです。放流の日付が平成17年12月8日となっているのでこのボトルは約七ヶ月の旅をしてきたことになります。
メッセージ大の二枚目は「返信票」です。拾った人の名前・拾った日時・場所・天気・海の様子の質問項目が並んでいて、拾った人がこれに書き込んで返信するようです。
メッセージ小には紙とともに三種類の植物の種が入ってました。トウワタ・シロバナタンポポ・ムラサキトウモロコシ。紙にはその種についての説明が書かれてあり、平島小学校に植えてある植物からのものらしいです。
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なんとも夢のあるはなし。僕はこのメッセージに必ず返信するだろうし、この種たちもさっさく畑にまいてみようと思っている。これからの僕の日常がわずかながら変化するのだ。いつか平島に行かなきゃ。
受け取ったよぉぉーーー!