ひたすらおとなしく安静。ひたすらに。
退院する頃には肋骨の骨折も治っていました。
病院を出て最初にしたかったのは読書。本が読める。倉敷にある友達の古本屋さんへ記念すべき本を買いに。行ったら行ったで本の事なんか忘れてしまい、店主と会話をしながら4時間近くの長居をしてしまいました。美穂さんごちそうさま。購入する本は松尾芭蕉の「野ざらし記」と決めていたのだけれど、あいにく見つからず、「おくのほそ道」を購入する事にしました。家で一気に読みあげる。活字の中をバシャバシャとクロールで泳いでいく感じ。あっという間に向こう岸へ到着。飢えていたハズ。「おくのほそ道」の川幅、かなり狭く感じた。これはもう一度読み返す必要があります。
二日後には二泊三日で京都に向けて出発する事になっている。弟から抽選であたったという京都2泊3日ペアーの旅チケットをもらったのだ。さんきゅう。入院している間に「草庵を見てみたい」と思い始めていました。大半が復元されたものだろうけど・・・。
8年ぶりの京都に到着。雨。バカヤロウ。300円の傘を購入。
銀閣寺周辺にある池大雅美術館に行くためバスに乗る。京都のバスは運賃安いね。運転手が面倒なのか車内マイクを切らずにぼやいているので、もらす言葉が全部聞こえてくる。「よー降るわ。」「全然見えへん。」「右・右」等々。美術館を後にして銀閣寺を拝観したら、退院後の開放感も手伝ってか清水寺まで一気に歩く。あれ何キロぐらいあるのですか?かなり歩いた。途中何ケ所かお寺に寄りました。『哲学の道』を歩いている時、「おにいさーーーん。観光ですか?ちょっと、石、見ていってもらえませんか?」と自転車で道売りをしているじいさんに呼び止められる。「石に絵、描いてるんですけどね。」この「石」というのにグッときて見せてもらう事に。「もう私、ここで30年近く自転車こぎながらやってますねん。」取り出した箱の中には1個づつナイロン袋に包まれた石が5.6個ありました。石の表面には様々な京都の風景が描かれていて、手のひらに乗る大きめのサイズで一個1500円だという。僕があまりにも「何処で拾ってきた石なの?」だの「どうしてマーカーで描いてるの?」だのと色々質問するものだから、じいさんに「にいさん、音楽か彫刻の方ですか?」と少々けむたがられました。1個1000円サイズのヤツを500円にしてもらう事で商談が成立。約束どおり沖縄でちゃんと飾られていますよ。じいさん、絵、下手だよね。僕と一緒。
京都国立近代美術館、市立美術館、図書館の一帯はうらやましいです。住んでいたらけっこう足を運ぶだろうな。近代美術館でリチャードロングのレリーフを発見した。あぁ、会いたかった。つい2年前までこの人を知らなかった。友達が「きみと同じような事をやっている人がすでにいるんだけど。写真集見にくる?」と親切に教えてくれたのだ。あの土、落ちてこないのかな・・・。
大きなお寺と小さなお寺。どうですか。大きな寺というのは確かに人間の持つ尺度感をある種の記憶をまとって遊撃してきたりするのですが(スッゲー!とか言ってしまうもんね)、あれはやはり宗教的権威の誇示の現れであるのか、それとも人々の祈りの数の現れであるのか(どっちもなんだろうけど)・・・、途中からちょっと精神的にゲップが出始めました。もう大きい寺はお腹いっぱい。草庵見たい。草庵。
2日目は路線バスで嵯峨野へ。いいね嵯峨野。ちょっと寂しい雰囲気の漂うところだったけど。今回の京都は嵯峨野が一番よかった。「ひばりちゃんと撮ってくださーーい。」と美空ひばり館の前で2人組のおばちゃんに捕まえられる。僕はこういうのを頼まれた時、カウントを2つしか数えない場合が多い。「いち、に(カシャ)」。一般的な「ハイ、チーズ」の長さはたぶんカウント3以上の長さ。まぁ、「ズ」で押す人ともう1つ心で数える人もいるけれど。おばちゃんは明らかにカウント3以上の長さを待っていたので、意表をつかれたような顔をしている。「あっ。ちょっとちょっと。もう1回。」はいはいそうでしょう。わかりました、そのつもりです。いきますよ。「いち、に」ですよ。
あだし野念仏寺で初めて六地蔵を見ました。ぐるりと回りながら手を合わせる。祇王寺・滝口寺を見る。住みたい!祇王寺、ちょうだい!山菜ソバ、ごちそうさま。落柿舎へ。住みたい!!落柿舎、ちょうだい!!
3日目は鴨川をふらふらしながら楽焼(らくやき)と織部焼(おりべやき)の展示会へ。あまり焼き物とか詳しくないんだけれど、楽焼が個人的にとても好きで沖縄にも譲ってもらった楽焼を持ってきています。「その楽は安物だからやるよ」と言われながら・・・。赤楽と黒楽。 この黒楽がいいんだよ!(熱くなってきたな・・・)茶もおいしい!それからさぁーーー!これでうどんとか茶漬け食うと最高だぜ!!!イヤ、まじで。ホントは食塩で黒の塗りが酸化とかするらしいから、うどんとか食うのはもってのほかなんだけどさ。ようは器だからね。いいんだよ。使っちゃえ。安物だし。うまいからしょうがないよ。
念願の イノダコーヒー本店へは2日通いました。ミーちゃんハーちゃんですよ。高田渡の歌詞に出てくるっていうだけでね、行きましたよ。というか「コーヒーブルース」って曲の詩とメロディー、何故か残るんだよなぁ。おいしい。だから2日も通った。あの娘に逢いにじゃないよ。想像してた店構えより、かなりサロン的雰囲気な店内に少しだけ躊躇した。鶴坊が買ったという灰皿ありましたね。発見。
岡山に帰り、翌日友達の結婚パーティーへ。これまた気がつけば、長い長い友達2人。ごうちゃん&ふくちゃんの御結婚。めでたい。おめでとう!!久しぶりの友達の歌も聞けたしなぁ。温かいパーティーありがとう。朝、4時頃まで飲む。ボビーのバンで2人で寝袋にくるまって寝る。いい夢を見たぞ!2時間後起床「またなぁ!」
翌日、飛行機でぷはぁっー。
よし!
その2、終りです。すっきり。今回は長かった・・・。記録って大変だ。
さぁ、メシだよ!
nakashu* 水曜日 02:02 | TBごうさん、ふくちゃん、結婚したのかあ。
おめでとうございます!!
灰皿ありましたか。
京都、いいですよねえ。
と鶴坊は伝えたい。2003年05月24日 10:57ごうちゃんの素敵な新曲が披露されましたよ。
自分はモサッとしたつくりのロカ器が欲しかった・・・。
いいよなぁ、京都。
となかしゅうは伝えたい。2003年05月24日 13:12