■湘南海岸へ
関東の方へ出向きました。
逗子に暮らす友人宅にお世話になりながら、由比ケ浜から江の島までを4時間かけてゆっくり歩き、江の島を2時間ほど歩いてまわりました。約10年ぶりとなる東京の街もぐるぐると興奮気味でまわってきました。
由比ケ浜から江の島にかけての砂浜は鉄分を多く含む海岸のため、沖縄の海岸に比べ黒い色をしています。手ですくい上げると、太陽の光を受けた黒い砂はキラキラと輝きます。
昨日の雨で水分を多く含んだ砂上を引っ掻くと、簡単にコントラストの強いラインを描くことができました。普段歩く白い石灰質を多く含む沖縄の砂浜にラインを引こうとすると、まず、付近に川があり山からの流土が多く混ざり合う海岸を探さなければなりません。
下の写真は波の干渉を受けて描かれた砂紋。仲宗根さんと田代さんから教えてもらったのですが「リップルマーク」と呼ばれるそうです。このリップルマークのグラーデーションも見慣れない色合いできれいでした。

次回訪れる時はサーファーに負けないぐらい、いいラインを引きたいですね。
photo→shonan walk+tokyo walk
■久米島へ
今週3日間、友人と久米島へ行ってきました。
久米島 photo→
制作にあたっての「場所」を探したのですが、なかなかの苦戦ぶりで、途中から今回の旅の目的を「制作」から「海岸巡り」へ切り換えることにしました。
久米島は自分が想像している以上にすばらしい島でした。大きな離島なので、一日ではまわりきれません。島の北側は絶壁が連なり、波風の浸食を受けた岩肌は複雑な模様を描き、一定のパターンを保ちながら上へ斜めへかけあがっています。対して島の反対側にはきめの細かな白い砂浜がひろがっています。2日間海岸を探して歩き、2つほど「場所」を見つけることができました。
橋で繋がる奥武島でテントを張り、休む。満月前夜で月明かりだけで過ごせるような夜。やはり離島の楽しさは月明かりときれいな星をあじわえるところ。椰子の木が轍(わだち)に影を落としながらゆっくりと揺れています。
復路フェリー待ち合わせで、偶然、島の学校へ赴任中の仲宗根先生に会えたのも旅のしめくくりとして大変うれしかったです。次回訪れる時は制作です。
テルミチさんプルルさん今回もありがとう!料理おいしかったです!
■Alternative Beach Combing 2009 / 後記

かなりの忙しさのため、後記を記すにはけっこう時が経ってしまいました。
昨年同様、自分にとって今回もすばらしい時間であったことにかわりはない。
漁師の海が僕の海がいつまでも古くならないようそこへ足を運びましょう。
「Alternative Beach Combing2009」
提供していただいた写真と動画も含め下記でまとめてあります。
■後記 090830
昨年、大学内での制作、今回の自治会館での制作、パブリックな場所において制作するのはとてもいい体験となりました。管理下のもとに機能する都市や街では少しでも野豪な線を走らせたいと思う感情が先立ちます。どちらの現場においても制作スタート時には「なにをやっているの?」という漠然とした質問をたくさん受けました。この「なにをやっているの?」という言葉にはたぶん色々な感情が詰まっている。僕もなんとか説明を試みるのですが、いまひとつ伝わっていない様子。時間の経過とともに完成されつつある段階にくるとやっと「きれい」とか「すごい」という感想を聞くようになる。思えば、僕はこの一連のサイクルを野外でつくる度に経験している。日が昇り沈むまで、場所が流動的なレイヤーを保持しつつ、違うものへ向かいながら姿を変える一瞬の美しさをそこで見るために生きているような気持ち。
展示をコーディネイトしてくださった田代さん、快くサポートを引き受けてくれた方々、ありがとうございました。感謝。緊張しました。
■公開制作展示です
今月23日(日)、沖縄県那覇市の自治会館3F中庭にて公開制作を行います。
「アジア青年の家2009」においての参加となります。
午前中から制作に入り、一日のみの制作展示となります。
お楽しみに!
*アジア青年の家2009
http://ayepo.go.jp/katsudou.html
■じかん
昼間に立ち寄ったジュンク堂(本屋さんです)で盛口 満さんの展示が行われていました。僕の家にあるカメの頭の骨よりひとまわり大きいものが本棚に展示されていました。森でひろった木の実からゴキブリにいたるまできれいに標本された展示を時間を忘れるほど堪能しました。
ジュンク堂に寄ったのは本を探すためでした。昔、一緒に仕事をさせてもらった精神医科の先生の大先輩の本です。「倉庫の棚にあるから送ってほしい」と実家に連絡するとあっさり断られたので再購入しようと思っていました。その本には、例えば、忘れ物でもいいのですが、ある事柄を思い出した時に「時間」が発生するのだという時間の起源についての考察が書かれていました。時間の起源はともかく、経験した事を思い出すのはすごく気持ちのいいことで、さらにそれを言葉や他の方法でもって人に伝えるのはとてつもない快楽のような気がしますね。






