November 23, 2001

「子は親の鏡」


        「子は親の鏡」

   けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
   とげとげとした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
   不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
   「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
   子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
   親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
   叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
   励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
   広い心で接すれば、キレる子にならない
   誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
   愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
   認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
   見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
   分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
   親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
   子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
   やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
   守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
   和気あいあいとした家庭で育てば、
   子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる


1954年にドロシー・ロー・ノルトさんが書いた詩。
当時、南カルフォルニアの新聞に豊かな家庭生活についての
コラムを連載していた彼女は、そこで掲載したこの詩が、
世界中で読まれるようになるとは思っていなかったそうです。
日本では「アメリカインディアンの教え」として間違って紹介されました。
以下は著書「子どもが育つ魔法の言葉」(PHP研究所)から引用した
彼女の言葉です。

「こんなふうに自分の詩が一人歩きしてしまっているのを、
わたしはしかたがないことだと思ってはいました。
しかし、どうしても譲れないと思ったことがありました。
たとえば、詩の最後の行がこう書き替えてあったのです。
   
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、
この世に愛を見出せるようになる

この世に愛がある、その愛を探し求めよ、というのは
おかしいのではないかとわたしは思います。
愛とは、わたしたち自身の心のなかにあるものです。
こころに愛のある人が、愛を生み出すことができるのです。
そして、人から人へと伝わっていくのです。
愛とは、財産や富のように捜し求めるものではありません。
            (中略)
わたしは、子どもたちが人生の荒波にもまれても挫けず、
希望をもって生きてほしいという願いをこめて、
この最後の一行を書いたのです。」

Posted by taro
November 23, 2001 03:11 AM
感謝します

011121


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