December 08, 2012

JACK RUSSELL「For You」

ググっても犬の情報ばっかり。

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JACK RUSSELL「For You」(2003)
VICP-62144

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01. Any Kinda Love
02. Whatever It Takes
03. Always
04. Don't Know Why
05. For You
06. The Best Is Yet To Come
07. Where The Wind Don't Blow
08. Paradise
09. No Time Left
10. If Not For Love
11. My Everything

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GREAT WHITEのシンガーが2002年に発表した2枚目のソロ・アルバム。
日本では2003年発売。

GREAT WHITEはLAメタルからブルージーなハードロックに変化していったバンド
だけど、ここで聴けるのは、アメリカの王道のメロウなロック。AOR路線。
リラックスしてるときに、ラジオから流れてくるイメージ。

中でも、ビートのきいた(01)(06)、バラードの(09)(11)がおすすめ。
GREAT WHITEからは想像できない(07)のキャッチーさも、意外性があって面白い。

力まない歌声がスムースでとても気持ちがいいです。

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1996年の1stソロ「Shelter Me」ではカバー曲や、ギタリストMatt Johnsonの曲が
多かったにもかかわらず、ブルーズ化したGREAT WHITEの延長線上にいるような
印象があったけど、今作では「Can't Get There From Here」(1999)の不発を
反省して違うことをやろうとしたのか、AOR路線の新境地。

Bob KulickやBilly Sherwoodといったトリビュート・アルバム界隈でよく名前を
見かけた人たちがプロデュース。
演奏もBobがギターを弾いて、Tony LevinとVinnie Colaiutaがリズム隊を固め、
ベテランの安定感があります。

GREAT WHITEの初期マネージャーAlan Niven氏と別れたのは、
氏がバンドをハード・ロック路線からEAGLESのような
ウェスト・コースト・サウンドに移行させようとしたのを嫌ったから
だと読んだ記憶があるが、あれはなんだったんだろうか?
「Sail Away」によりメジャー感をだしてキャッチーにした雰囲気です。

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Jackは2010年に病気治療のためにバンドを離脱。
バンドは、WARRANTのJani LaneやXYZのTerry Ilous、ROUGH CUTTのPaul Shortinoを
迎え活動を継続。
そしてJackはバンドには戻らず、Terryとアルバム「Elation」を制作。

現在Jackは、JACK RUSSELL'S GREAT WHITEを率い、活動中。

看板ボーカルが分家扱いになってしまう・・・。

Posted by miz
December 8, 2012 10:24 AM | TrackBack
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