September 15, 2004
HUMBLE PIE というバンドは、メタルっぽくはないけど、結構ヘヴィーです。ヘヴィー・ブルーズ・ロックです。初期ハード・ロックを語る上では、ぜひ触れておきたい。
だけども THE WHO とならんでモッズを代表するバンド SMALL FACES のリードシンガー、スティーブ・マリオットが結成したバンドということで、アンチ・ハード・ロックの人にも評価されてる。
スティーブが脱退した SMALL FACES は、ロッド・スチュワートと一緒に FACES へ。てことで、スティーブとロッドの聴き比べをしてみると面白い。ブルージー、ソウルフルと一口に言っても、こうも違うか。そして、スティーブの声が、よりへヴィーな音楽にフィットするだろう、ということも。
その HUMBLE PIE のデビュー・アルバム「As Safe As Yesterday Is」(1969)。
いきなり STEPPENWOLF のカヴァーから入るあたり、ハードな決意が見えてきます。(03) もハードでグルーヴィーで、かっこいい。
(04) はちょっとトラッドっぽい雰囲気で、カントリー・ロックとでもいう雰囲気。
そして (10) はサイケデリックな浮遊感で、時代を感じさせる。
ラストの 2 曲は、このアルバムと続く 2nd アルバムの間に出されたシングルで、両アルバムとも微妙に雰囲気の違うムードが感じられる。
01. Desperation
02. Stick Shift
03. Butter Milk Boy
04. Growing Closer
05. As Safe As Yeaterday Is
06. Bang!
07. Alabama '69
08. I'll Gone Alone
09. A Nifty Little Number Like You
10. What You Will
11. Natural Born Boogie
12. Wrist Job
実際、メタルに影響を与えていると思われるのは、ピーター・フランプトン (gt) が在籍している初期ではなく、デイブ・クレムソンが加入した「Smokin'」(1972)以降だと思うけど。
Posted by miz
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