June 29, 2003
けだるい日曜の朝、冷蔵庫を開けるとビールしかない。明るいうちは飲むのをはばかる僕ですが、やむなく飲む。やむなく。
案の定、酔いました。350缶1本で。
洗濯物を干しながら、顔が暑いのを感じます。それでも懸垂は5回出来ました。
炭水化物を取るのを控えているから、体重が少し軽くなっているような気がします。
こういうスローな日はいいですね。最近また仕事が忙しくて。
集中すると没頭するタイプみたいで、こないだなんて仕事をしてて気が付いたら朝4時で、もう寝なきゃって慌てて寝て、11時に起きて、再び仕事に取り掛かったのは夕方の4時。やる気が起きるまで時間がかかるタイプでもあるみたいです。
仕事が早く終わった日は、なんかパァーッと行きたいところだけど、急なもんだから誰もつかまらないから一人で・・・
って、先週ライブを観にいったんです。GOTTHARD。スイスのハード・ロック・バンド。
スイスなんてまたマニアックやねぇ、といわれそうだけど、アンディ・ふぐのテーマ曲(?)とか歌ってます。それもマニアックですかね。
"Fight For Your Life (戦え!アンディ・フグ)"というタイトルなんですが、邦題のあまりのストレートさにびっくり。
このGOTTHARDというバンドは、カヴァーの多いバンドです。
1st「GOTTHARD」ではジョー・サウスの"Hush"をやってます。DEEP PURPLE のバージョンが有名。僕も原曲は聞いたことがありません。あと、クーラ・シェイカーもやってましたね。
余談ですが、"Hush"の他にも初期 DEEP PURPLE のカヴァー・センスは凄く興味深い!"Highway Star"とか"Smoke On The Water"のバンドね、くらいの認識のヒトはきっと驚いて腰を抜かしてしまうでしょう。
"Get Down"はクレジットがKROKUS組みになってますが、情報なし。
話を元に戻して、GOTTHARD の2nd。のちにバンドに加わるギタリスト、マンディメイヤ−のいたCOBRA(スイスのバンド)の"I'm Your Travelin' Man"、BEATLESの"Come Together"、LED ZEPPELINの"Rock And Roll"。
ストレートなハード・ロック・サウンドのせいか、定番曲もすんなりと彼らのスタイルに溶け込んでいるような気がします。"Rock And Roll"はイントロは"Black Dog"で、そこからつながるというアレンジ。これはなかなか面白いアイデアだと思います。
3rd「G.」(ジースポットと読むらしいですよ)。BOB DYLANの"Mighty Quinn"、KROKUS(これまたスイス)の"Sweet Little R'R'"、そしてまたもやLED ZEPPELINの"Immigrant Song"。
このアルバムのプロデューサーは元KROKUS のメンバーで"Sweet 〜"の作曲者。アルバム売れると、印税が入るわね。
このあとのシングル「"Fight For Your Life(闘え!アンディ・フグ)"」では、THE HOLLIES の"He Ain't Heavy He's My Brother(兄弟の誓い)"とかやってます。
この頃からバンドの音楽性も、図太いハード・ロックサウンドから、アコギを導入したアメリカン・ロックっぽいものに変わっています。それとあわせて考えると、この選択って興味深いですね。メンバーはこの時期、こういう音楽をよく聴いていたんでしょうか。
ライブアルバムをはさんでの、5th「Open」では、MOVEの"Blackbery Way"。ここまで来るともうメタル・バンドのセンスじゃないような気がしてきます。
6thではDURAN DURAN の Andy Taylor がサントラに提供した"Take It Easy"。マニアックだなぁ。
このアルバムは、最近の BON JOVI に近い雰囲気が会ってなかなか良いですよ。
そしてベスト・アルバムには、ROLLING STONES の"Ruby Tuesday"とCOBRA の"Looking At You"。
こうして年代順に見ていくと、オリジナルの音楽性とともに選択する曲も変わってきていて面白い。初期のハード・ロックからだんだん、メンバーの嗜好と作り出していく音楽の変化の過程が垣間見えるようです。
このバンドはたくさんカヴァー曲を演奏しているんですが、それぞれが他の収録曲から浮かないようなアレンジ、演奏がされてると思います。
なんて書いてるうちに、日曜の午後は過ぎていくのです。
Posted by miz
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