January 30, 2003
N - NAPALM DEATH
ツイてないときはツイていないもので。
昨夜から体がだるかったけど、朝にはすっかり風邪っぴき。鼻水は出るは、微熱あり。
だけど今日は大事な打ち合わせなので休むわけにもいかず、ちょっと遅めに家を出る。
といっても10分ほど。遅刻じゃないですよ。
S宿駅のホームはいつもより混雑。おかげで電車を1本見送る。
乗ったら乗ったで寿司詰め状態。目の前にいた女の子のマフラーになぜか腕時計のリューズが引っかかる。
その子はS谷で降りてしまい、引きずられるように僕もホームへ。彼女はまだ僕に気づかない。
追っかけて、何とか呼び止め、マフラーからはずす。
慌てて電車に飛び乗ると、一番危険なドア前。
なぜ危険かというと、次の駅で無茶にドアから押し出されてしまうから。
案の定、宍戸錠・・・突き飛ばされ、押し出される。
そこまではよしとしよう。しかし、僕の後ろのバカ野郎がこけてしまい、見事に僕のフクラハギを踏んづけた。
フクラハギですよ。スーツのズボンが破れなかったのは、不幸中の幸いかもしれないけど、すりむけて血がにじむ。
で、大事な打ち合わせ。結局、7時間続きました・・・体力/集中力の限界への挑戦。
資料の不備を指摘され、ケチョンケチョンですわ。僕が作ったのならまだしも、別の人が作ったところまで。
チクショ、と怒りが湧くも、僕が作った部分もミスが多かったし、僕の監督責任というのもあるわけだし、
自業自得だなと思いながらトホホと家路につく。
修正は今週中。明日、明後日、きびしいなぁ。
やっとれんから週末はカキでも食ってパァーッといこうと思ったら、予約がいっぱいだと。
夢も希望もありません。
こんなときは THE PAN の "ハミング"でも聴いて、
くーやーしーくてー、眠れーなーいー・・・
違う。だめだ。もっと激しいの。(D.O.A. の "Fuck You" でもいいかな?)
そうだ。あれだ。NAPALM DEATHだ。
僕が高校生のころは、ハードコアならば日本のSxOxBの方がかっこいいなぁと思っていたんですが、
あれよあれよと言う間にシーンの代表格になってましたね。
既存の音楽の常識を無視した極端に短い曲、異常に速いテンポのブラストビート、
その特異性を支えていた一人のドラマー、ミック・ハリスは後にジョン・ゾーンのPAINKILLER に参加して、
アバンギャルド/フリージャズにまで行ってしまいました。
彼はSCORN というソロ・プロジェクトで、ハードコアから、リズムの追求からか、アンビエントダブにも挑戦してます。
これは初期の鬼才さはあまり感じられないんですが・・・その後何をしてるんでしょうか。
知ってる人がいたら、教えてください。
他にもCARCASS やら CATHEDRAL やらを結成するメンバーも在籍していましたし、
まだまだいろんな先鋭的なデス/ハードコア人脈が入り乱れています。
バンドの方に話を戻しますと、その極端な音楽性から、自らのパロディというか、マンネリに陥ってしまいます。一時期ね。
多少スローになったり、グルーブ感を取り入れたりと試行錯誤をして、デス・メタルに近いスタイルに落ち着いていきます。
それはそれでやはり他のバンドの追随を許さない圧倒的な存在感を持ちながら現在もバンドは存続しています。
一度ライブを見ましたが、あれは基地外ですね。すごかった!
偏屈な僕が敢えて代表曲をはずして選ぶ1曲は、
1992年発表の「Utopia Banished」アルバム収録の、"Got Time To Kill"という曲です。
超人的テンポで打ち鳴らすドラムに、細かく刻むギターリフ。
テクニカルという表現は妥当ではないかも知れんけど、割とカチッとしててうまいんですよ。
デス・ボイスの咆哮も。アドレナリン全開です。
え?みんな曲が似てる?たしかに。
じゃあ代表曲は何なの、って言われると、たぶん"You Suffer"ですかね。
CDの表記は4秒となってますが、実際は2秒無いんじゃないでしょうか。
ダダダギュ、でおわりですから。
Posted by miz
January 30, 2003 02:07 AM
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