December 09, 2002
K - KANSAS
初雪です。
最近うちの近所から富士山が見えることを発見。 青い空に白い雪って言うのはイイねぇと思ってた矢先です。
しかし、初雪はグレーな空と、ぬかるんだ道路から始まります。(といいたいんですが、今年は初雪で積もってしまいました・・・)
申し遅れましたが、ワタクシ、miz氏@餃子味のバキュームキスです。
先日、知人のレストランの BGM の選曲を頼まれまして。ワールド・ミュージックでプリーズということで。
ハイハイと引き受けたはイイが、イメージが沸かん。 手持ちの CD をあさるが、ケルト系が多くてレストランには不向きか。
なーんてことを考えてる間にCD1枚作っちゃいましたが。
元DRIVE DOWN のギタリストの方にも何曲か推薦していただき、よいヒントをいただきました。
子供の頃は、けっこう「マイ・ベスト」みたいな自分好みの曲ばかり入れたカセットとか作ってましたね。
エア・チェックとか、FMステーションという言葉に反応してしまう人はきっとそうに違いない。
僕は「The Best Of RAINBOW」とか作ってました。みんなが BOOWY だ BLUE HEARTS だといってる頃に。
そのテープのイントロとアウトロに、「オズの魔法使い」のサントラから"虹のかなたに"とちょっとだけセリフをを使いました。 オタッキーですね。
We must be over the rainbow...rainbow...rainbow...
その後に続くのが"Kill The King"か"Spotlight Kid"なのか、はたまた"Death Alley Driver"なのかはご想像にお任せします。
そのドロシー少女の有名なセリフ。その前に言う言葉はなんでしょう?
Toto, I've a feeling we're not in Kansas anymore. ですね。
「ここはカンザスじゃないわ。虹の向こうに来てしまったのよ・・・」 意訳です。
KANSAS といえば、なんといってもヴァイオリン奏者がいるユニークなロック・バンド。プログレではありがちな話ですが。
バイオリンがいるし、変拍子も結構使うし、彼らの音楽はアメリカン・ハード・プログレなんて呼ばれたりもします。
STYX や JOURNEY が同系列では有名なところでしょう。
バックの演奏は変わったアイデアを盛り込んだり、結構難度の高いことをカチッとやってるのに、歌は非常にキャッチーという音楽。
アメリカのラジオで流れない日は無いとまで言われるヒット曲 "Dust In The Wind" や "Carry On The Wayward Son" なんかが代表曲になるんでしょうか。
一度は解散したんですが、スティーヴ・モーズ(現DEEP PURPLE)を迎えて再結成。むかしのファンは戸惑うチョットした方向転換。
結局オリジナルメンバーになったりしながら今も活動しています。12/18にはライブ盤を出します。
偏屈な僕が敢えて代表曲をはずして選ぶ1曲は、
1977年発表の「Point Of Know Return(暗黒の曳航)」アルバム収録の、"Sparks Of The Tempest"という曲です。
ちょっとファンキーなテイストを持つ曲ですが、いかんせん歌が黒くない。ハードな歌い方。
ブルーズやカントリーを通過して、それらを洗練させてポップ・フィールドに近づけた、という見方もできるでしょう。
別の曲ではオーケストラも導入しており、高尚さと土着性をミックスして大衆性を生み出してしまった。のかな?
Posted by miz
December 9, 2002 12:00 PM
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