" /> miz氏のmetal stance music review: April 2007 Archive

April 27, 2007

僕の趣味は、CDのワゴンを漁ること。
家畜がえさ箱をあさるように、首を突っ込んでね。
新しい発見がいっぱいですよ。
中古盤って、誰かが手に入れて、何らかの理由で手放して、業者が値付けして、
と何回もヒトがそれについて考えた歴史があると思うと、面白いなぁって思う。

中古盤屋の棚に並ばないのは、もともと新品を買った人が少ないからか、買ったけど売った人が少ないからか。
その逆は新品を買ったけど売った人がいるということ。買ったけど売ったというところに、興味を引かれたところと期待はずれだったところがあるという感想がみれる。

そういうのに偶然出会うのが僕の楽しみ。

音楽雑誌はB!しか読まんからね。本当に。最新情報には疎い。
でも毎週のようにCD屋の棚を端から端まで眺めてると、名前だけは知っているというアーティストがどんどん増えます。

LIZ PHAIR「Whip-Smart」(1994)
AMCY-754

lizphair.jpg

01. Chopsticks
02. Supernova
03. Support System
04. X-Ray Man
05. Shane
06. Nashville
07. Go West
08. Cinco De Mayo
09. Dogs Of L.A.
10. Whip-Smart
11. Jealousy
12. Crater Lake
13. Alice Springs
14. May Queen

なんでこれを買ったのかは覚えてないけど、ワゴンで300円くらいで買ったのは覚えてる。
たぶんDELERIUM→サラ・マクラクラン→リリス・フェアでたどり着いたんだと思う。

音楽はオルタナ。歌詞がエロいという評判だけど、あんまりわかんない。
語りのような歌と、生っぽいバンド。作りこまれてないという意味で。
メタルな僕の耳にはリラックスしたロックに聞こえて、ボーカルの声の投げやりな感じも好きだし、別のアルバムも何枚かかっちゃったよ。
ゆるいストーンズっぽい(08)が好き。

Posted by miz at 12:52 AM | TB | コメント(0)

April 11, 2007

仕事が暇になるかと思ったら、そうでもない。
沈んでいく泥舟に乗ってるような気分。まだ浮かんでる。
最低のプロジェクトに参加してしまった。
まあ、金さえもらえればそれでいいんだけど。

ココはひとまず好きな音楽でも聴いて落ち着こう。
ひとまず、カトマンズ。

KATMANDU「KATMANDU」(1991)
ESCA-5179

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01. The Way You Make Me Feel
02. God Part II
03. Love Hurts
04. Sometime Again
05. When The Rain Comes
06. Heart & Soul
07. Ready For The Common Man
08. Only The Good Die Young
09. Let The Heartache Begin
10. Medicine Man
11. Pull Together
12. Warzone

KROKUS,FASTWAYのメンバーが結成した、準スーパーグループ。
でも知名度はいまいち。だと思う。
ギターのMandy Meyerはその後GOTTHARDに入ったりもしてたけど。

曲調はブルージーなハードロック。
発売当時はメタル界にブルーズ・ブームが来てた頃。ボーカルがZEPのRobert Plant的だという評判だったけど、僕にはGREAT WHITEかSTEELHEARTに聞こえてた。高3の冬。
ベースとドラムはGWよりもこっちの方が全然いい。GWのドラムはノペーっとしとったけんね。
(12)なんかGWでは絶対やらんだろう。
(03)はNAZARETHのカヴァーかと思ったらオリジナル。STEELHEARTみたいなアメリカのブルージーHRバンドがやりそうな爽やかな曲。
(04)はボーカルのDave KingがアイルランドでやっていたSTILL WOODというバンドの曲らしいが、これがとてもイイ!ドラムが入るとどうしてもメタルチックになるけど、優しいボーカルのうまさが光ります。(STEELHEARTだったら超音波ハイトーンを入れそう)。
第1弾ビデオとなった(05)はヘヴィなブルーズ・ロック。キャッチーさはあまりないけど、何でこの曲?バンドの本質はヘヴィ・ブルーズってことなんか。
時代に一番フィットしそうなのは(07)。サビがキャッチーだし(連呼するし)、ちょっと切ないブリッジとか、ブルージーHRの名曲だと思います。エンディングの処理はあまり好きではないけど。ライブバージョンとかあったら聞きたいなぁ。
(08)は普通なのでスルー。
(02)はU2のカヴァー。原曲は聴いたことがない。U2はいままでほとんど聴いたことがないんだけど、いい加減きいとかないとなぁと思っているうちに今に至る。
有名なのはどうしても後回しになってしまう悪い癖。

(09)をはじめて聞いたときは、KOROKUSに似たような曲があったなぁと思ったんだけど、いま手元にないので確認できない。けど多分「Change Of Address」に入ってた"Let This Love Begin"。
MandyはKROKUSのメンバーだったし仕方ないかと思ったらそのアルバムには参加してない。
曲はまるっきりパワーバラード。あの時代を過ごしたヒトには懐かしい気持ちを運んでくれるでしょう。この曲をはじめて聴いたとしても。

子供の頃に好きだったアルバムだと感想はずらずら出てくるな。

ボーカルのDave Kingは、現在、アメリカのアイリッシュ・パンク・バンドFLOGGING MOLLYのメンバーです。
FLOGGING MOLLYは来週の月曜日、渋谷でライブなんだが、その日は恵比寿でESPLENDOR GEOMETRICOとDAFやTHROBBING GRISTLEのメンバーとライブだそうなのでどちらかというとそっちに行きたい。行ければ。

Posted by miz at 12:08 AM | TB | コメント(0)

April 10, 2007

仕事が忙しくなりそうだと思ったら、事態が急転。
無期延期となりました。
6月頭までになんて無理だよ、って実現可能な方向をみんなは一生懸命考えていたようですが、僕はゴールまでの道を想像できないときは眠ってしまうたちなので、半分眠りながら、あー今月の来日ラッシュはチケットを買ったのにいけないかも・・・と落ち込んでました。
が、これでライブへの道も開けてきたっぽいのでラッキー。
6月のセバスチャン・バックも見にいけそう!

僕がどうしても観にいきたいものは、子供の頃に見れなかったバンドが多いんだけど、そういうバンドはメンバーが当時とは変わってて、なんじゃこりゃということもたまにあるんですが(例.FOREIGNER)、かわりのメンバーが実はよかったりしてそれはそれで楽しめるというものです(例.FOREIGNER)。

JOURNEYはボーカルが変わってからしか見たことないんだけど、オージェリはTYKETTOが好きだったのでそれはそれでよかった。
今はジェフ・スコット・ソートって・・・YNGWIEとか?
ボーカルが変わって昔のヒット曲をやってたらカヴァーバンドみたい。だけど、それはそれで見たい。
ジェフはまだ生で見たことないし。

JOURNEY「Generations」(2005)
KICP-1100

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01. Faith In The Heartland
02. The Place In Your Heart
03. A Better Life
04. EveryGeneration
05. Butterfly (She Flies Alone)
06. Believe
07. Knowing That You Love Me
08. Out Of Harms Way
09. In Self-Defense
10. Better Together
11. Gone Crazy
12. Beyond The Clouds
13. The Pride Of The Family
14. Never Too Late

これはオージェリが歌ってる。
音楽的には、JOURNEYに期待されるとおりの音楽で、何の問題もない。
(だったら昔のアルバム聴いてりゃいいじゃん、なんて言わないよう)
(08)のイントロを聴いたら、NU METALかINDUSTRIAL METALでも始まるんじゃないかと思ったが、すぐにJOURNEY節。この曲は好きだなぁ。

僕はオリジナルメンバーってのに思い入れはないし、ジェフが歌うバージョンも聴いてみたい。
ジェフもソロでJOURNEYカヴァーしててよかったし。

ただ、曲数多すぎ。70分も集中できるかっちゅうの。
最近の曲が覚えられんのはそういう理由じゃないかな。

Posted by miz at 12:19 AM | TB | コメント(0)

April 08, 2007

トロントに住んでた友達から、さっき電話がかかってきた。
「日本に戻ってきて職探ししてるんですよ。調理でもいいんだけど、せっかくの経験があるし、食材の輸入とか、食べ物関係でいい仕事があったら紹介してくださいよ。」だって。

ない。そんなコネは、ない。わかってて聞いてるでしょ。

いま何してたんですか、って聞くから正直にスーパーで買い物してるってこたえたら、
「いまから↗ひとりで↗ばんごはん↗つくって↗。日曜の夜にすることじゃないですよ(笑)。」って、わかってて聞いてるでしょ。
誰にも言わないし、ブログに書きもしないことだってあるんだから。
昨日の夜の出来事なんて、あれだよ。本当に。
今度、飲みに行ったときに話すよ。

I POOH「Un Po' Del Nostro Tempo Migliore(ロマン組曲)」(1975)
AMCE-927

Apr07347.jpg

01. Preludio
02. Credo
03. Una Storia Che Fa Ridere
04. Oceano
05. Fantasia
06. Mediterraneo
07. Eleonora, Mia Madre
08. 1966
09. Orient Express
10. Il Tempo Una Donna La Citta`

イタリアのプログレ。

昔、勤めていた会社で通訳や運転手をさせられていた頃、イタリアからきた来た会社社長をを駅まで送っていったときに、I POOH好きだよって言ったら、日本で有名なのか?ときかれて、いや、有名ではないけど・・・ゴニョゴニョ。

優しくて美しい音楽です。
プログレ?ロックと思って聞くと、ロックっぽいけど、ストリングスが穏やかな雰囲気を出してるし、ジャケットの印象にひきずられて、そんな雰囲気。
イージー・リスニング的な優しさに包まれてるんですよ。
安っぽい意味ではなくて、クラシカルでロマンティックな、そんな優しさ。

--

別の日にカナダから来た二代目坊ちゃん風のヒトにカナダの音楽好きだよ。って言ったら、カントリー好きなの?って怪訝な顔をされたが、カナダってそうなの?それとも俺の発音が悪かった?

Posted by miz at 11:27 PM | TB | コメント(0)

April 04, 2007

仕事が忙しくなってきました。
おそらく6月過ぎまで続くでしょう。
10時間以上で頭を使ってると、おかしくなりそう。

HEDNINGARNA「Tra」(1994)
SILENCE / NSD6008

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01. Täss'on Nainen (Here's A Woman)
02. Min Skog (My Grove)
03. VargTimmen (Hour Of The Wolf)
04. Gorrlaus (The Steed)
05. Skrautvål
06. Pornopolka (Porno Polka)
07. Räven (Fox Woman)
08. SåglåTen (Say What You Like)
09. Tuuli (Wind)
10. Täppmarschen (Sorrow Is A Lonely Bird)
11. Tina Vieri (Tin Rolling)

スウェーデンとフィンランドの混成ラディカル・トラッド・バンド。
これがスカンジナビアの伝統音楽の前衛らしいが、呪い殺されそうな儀式のような音楽だったり、メタルばりの重いドラムがあったり、ハウスとかの現代的なダンスミュージックの要素があったり、圧倒される名盤です。
こういう民族音楽のバックグラウンドがあるから、北欧はデスメタルとかブラックメタルが発展したのかと思う。
AMORPHISが好きなヒトにはアピールすると思う。
民族楽器に知識が無いのでよく分からんけど、音色もロックを聴きなれている耳にはユニーク。弦楽器のバイオリンっぽい音と、聞いたことの無いディストーションのかかったギターのような音がいい。

同じくラディカルトラッドで有名なGARMARNAよりも呪術的というかより狂った感じ。GARMARNAのほうが洗練されてる印象を受ける。

Posted by miz at 01:57 AM | TB | コメント(0)


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