眠る前に眠らぬ言葉とメロディー

昔白樺のバンドをしていた時、バンドのメンバーに本に詳しい先輩がいました。
本を読む事自体は好きだったので色々自分の知らない作家をたくさん教わりました。
本を知るのは、人と出会うのに似ている気がします。そして、本当に自分の中に入ってくる言葉は忘れる事はあってもなくす事はないと思います。自分の好きな言葉で、谷川俊太郎の詩に『本当に出会ってしまったものとは別れがこない』といゆうのがあります。
言葉の体験はひとそれぞれだと思いますが、僕の別の先輩は、動いているわけでもないのに読むだけで感動するなんてすごいといっていましたが、自分もそう思います。
そうゆう言葉の世界があるとわかってきてから色々探すようになりました。単純に自分で探すことが多いですが、人に勧められて出会う本が一番刺激になるような気がします。
そういう意味で白樺のバンドをしていた時は言葉の世界が広がっていくのが楽しくて、しかも言葉からメロディーを作る体験ができたのがよかった。
メロディーも言葉と同じように人と出会うことに似ていると思います。自分はよく道を歩いててあるメロディを思い出すことがあるのですが、そういう時が一番そのメロディを楽しんでいる気がします。そういうメロディーこそがなくすことの無いものだと思っています。
これからもそんな言葉とメロディーとなるべくたくさん出会いたいし、できれば作りたいと思います。