プロデューサーってやつは

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ちえみさんのレコーディングの旅から帰ってきました。ちえみさんは今回はプロデューサーをたてての録音でした。大きいモノから小さいモノまでもう恐ろしい数の仕事をしてきた百戦錬磨のプロデューサーのもとに音楽の20年選手、30年選手たちが集まって、ひとつの音楽を作り上げていく。それを傍らで見るっていうのはいい経験になりました。そこにいただけで経験値が上がった気になって帰ってきました。

信頼、信用できる技術者達が軽口を交わしながら音を重ねていきます。そしてそのすべての交差点で目を光らせているプロデューサーがいて、決して行き先を見失うことのない安心感の中でみんながやっている感じ。プロデューサーは、きちんとできるヒトたちと繋がっていて、そのヒトたちにきちんと仕事と稼ぎを作り出して与えていく。一回だけではなくて何回も何回もそれをやり続けていく。そういうのがプロデューサーなんだと、そういうことを考えました。

世の中にはいろんなタイプのプロデューサーっていうのがあるらしいです。音楽関係のプロデューサーだけに絞っても、音だけやるひと、金策だけやるひと、売り方だけ考えるヒト、全部やるヒトなど、人格の数ほどプロデューサーがあるって言えなくもない気もします。

この前読んだ田中角栄の本に通じるモノがあってその本のことを思い出しました。角栄型政治家に通じるモノがあるんです。プロデューサーっていうのは、みんなのギブ&テイクの通り道に立って行き先を教えてくれるヒトなのです。だからモテないプロデューサーなんていうのはきっと存在しないんだろうと思います。いいプロデューサーであればあるほどモテるっていうのは当たり前なんですね(今更ですみませんが)。だってあなたの望みを叶えてくれるわけですから。王様とかお姫様とかにしてくれるわけですよ。

おやすみっくす。

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