友達のすーさんと南部観光、そしてきりたんぽ

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昨日は秋田の友人であり料理人のすーさんといっしょに本島南部を観光。ちょこちょこと買い食いしながら南へと進む。以前に回ったのがたぶん2〜3年前。その時に誰もヒトがいなくて森と同化しそうだった施設などを思い出して選んで回る。つもりだったのだけど、行くところ行くところきれいになっているか工事中でそういうところはひとつも残ってなかった。残念。

城とかはきれいになると確かに誰にとっても歩きやすくなって簡単に見ることができるようになる。そういういい面もたくさんあるけれど朽ち果てた状況から想像して感じるっていうのもなかなかいいものだと思いますよ。無くなってしまってはどうしようもないではあるけれど。

きれいになったところでよかったのが糸満にある平和祈念資料館。ここには平和の礎(いしじ)っていって沖縄戦で亡くなった約20万人のヒトの名前が刻まれた碑がずらりと並べられている。館内には出身地や名前で検索してその名前の刻まれている碑の場所をプリントアウトまでできる端末もある。で、その20万人の名前にはアメリカのヒトも日本本土のヒトもすべて含まれているんだよ。自分の国の枠にとらわれていない姿勢から平和への強い願いが感じられるんだよ。東京にもこういうのを作ればいい、たくさんのヒトが気軽に来れる、きちんとしたやつ。

今回は展示室(館の2階、有料)までには入っていないけれど、施設の作りもとてもいい。敷地内は近くに住んでいたら散歩に来たくなるような、明るくてきれいな(巨大)公園のような印象をうける。その気持ちよさは海外から来たヒトにも通用するレベルのものだと思う。もちろんこれは作られたものなのだろうけど、伝えることを最優先に考えたら場の気持ちよさは不可欠だと思うので、ここにも僕は伝えたいヒトビトの心意気を感じました。ニューヨークの博物館や美術館に行ったときの気持ちよさを思い出した。

あとは衝動的に立ち寄った糸満観光農園。ここはヤバイ!ヤバスギル!広大な敷地に人影もなし!巨大な温室ではいろんな果物や野菜を見ることができる。淋しい目をしたロバや馬もいる。でも誰もいない。。。閉じられた売店など、細部で森との同化が始まっている。僕好み。ここもおすすめです。

夜、ちえみさんとこですーさんにきりたんぽ鍋を作ってもらいました。これうまい。僕はご飯をニセ木槌(ポン酢の空き瓶)でついて餅一歩手前くらいの状態にして、それから手で丸める作業を手伝いました。最初から食べられる状態のものにたいしてなぜこんな面倒くさいことをしなければならないのか?と思いながらやっていたのですが、それは食べたらすぐわかりました。このカタチはうまい。すーさんの悪魔のだし汁(<とてもうまいという意味です)とあいまって絶妙。名物ひとつクリア。

道中撮った写真を5枚ほどアップしました。

ではみなさんよい週末を!

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