僕の家から30歩

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さて、ただいま。
そして、おはよう。
(なんとなく)

一昨日沖縄返還30周年式典のため我らが宜野湾市に小泉総理が来て58号線が渋滞した。昨日の新聞には小泉総理とベーカー在沖米軍最高司令官ラーセン在沖米海兵隊基地司令官(どっちかわからなくなった)と稲嶺知事のスピーチがキレイに並んだ。式典の外で活動していた人たちのこともちゃんと載っていた。

僕の家から30歩歩いたらもうそこは普天間基地のフェンスだ。滑走路はきれいな緑の向こうに隠されていて見えないが、ヘリや飛行機はいつ落ちても不思議ではない低さで離陸着陸を繰り返している。そんなのが飛んでいるときはうるさい。だから僕のアパートは広さの割に家賃が安い。古さの割にクーラーがいい。

ここに引っ越した翌朝8時(9時?)ちょうど。レースが始まったかのように爆音が響いた。窓を開けて寝ていた。この最初に聞いた爆音が想像を遙かに超えた大きさかつ近さだったので「この飛行機は落ちているんだ。それもまっすぐこっちに向かって。」と飛び起きた。「わーっ」て言いながら毛布で頭を隠した。でもいっこうに「どーん」とは聞こえてこなかったのだけど僕の心臓はバクバク言っててそれから眠れなかった。

でも一時すると窓を開けっ放しでも目が覚めなくなった。
でも夜に窓を開けているとテレビの音が聞き辛い。

去年9月11日の出来事があった後、オキナワが危ないと噂された。僕のバイト先のおばちゃんが何の気なしに「もしオキナワで戦争が始まったらどこに逃げればいいの?」と僕に聞いた。それは答えを期待しない質問だった。

何にも知らない僕はどうすりゃいいのだ、考えた。何から考えたらいいか、考えた。
まず一番最初に考えるべきことは、何が大切なのか、なにがもっとも大事にされ、守られるべきなのかということ。
命の次に。

命の次に大切なモノってなんだ。

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