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ロボピッチャー・かとうたかおのweblog

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2015年02月09日
2月の眠れない夜の

この土日は仕事したり休んだり。
悲しいことがあったり、楽しいことがあったりした結果気づいたんだけど、いつの間にか失いたくないものがずいぶん増えちゃった。
なるべく身軽でいたくて、いつだって今もっているものを捨てて新しいことをはじめたいと思い続けてきたけれど、いつの間にか自分で意識していない「大切なもの」がずいぶん増えている。

大切なものを見出すには長い時間が必要だけれど、それを失うのは一瞬なことを知っているので、結局人は大切なものが増えれば増えるほど臆病になっていく。
それが、すごく嫌だったんだけど、臆病な自分もまあいいのかもなあと思ったり。

会社についてつらつら考えていて、採用をしてみたり、会社の基準を作ってみたり。
「僕らはいつのまにかうまくやろうとしてるんじゃないか?」と社員全員にメールを送ってみたり。
青木君が「昨日加藤さんが送ってたメール見て、俺がそれやってやるよ!と思いました」と言ってくれたのがうれしかったり。
青木君、うちの会社に入る前は芸人さんで、「事務で雇ってください。エクセルとかワードとかはわかんないんで、買います」っていってたんだけど頼もしくなったなあ。

会社が大きくなっていく不安ってみんな感じていたのかな。
僕らより大きな会社は世の中にたくさんあるけれど、みんなこんな気持ちだったんだろうか。

最近思うんだけど、結局のところどっちかまよったら判断の基準は「どちらが誠実だろうか」って事なんじゃないかなあと思いはじめている。
お客さんに対してとか、社員に対してとか、得意先に対してとか。
不誠実な決定はいくらでも出来る。不誠実なほうが儲かるし楽だ。
でも、可能な限り不誠実な判断をしないってことが、会社運営の一番大切なことなんじゃないかなあと思ったり。
当たり前のことなんだけど、自分の尺度の「誠実さ」で世の中を見てみると、不誠実な会社がたくさんあるなあと思う。
そういう不誠実な会社が、世の中的には誠実と思われてるのは、なんらかの大きな欺瞞が働いているんだと思う。

会社が大きくなる不安で一番大きいのは、はたして社員のみんなは会社の状況を把握できるのかなあってことです。
会社のあらゆる情報にアクセスできる僕だって難しいのに、限定的な情報しか得ることが出来ない社員は一体どうやって会社の状況を把握するんだろう。
そのことは結構長いこと自分の中で大きな問題だったんだけど、最近「SCRAP主催イベントの集客数を共有する」ってことで一つの結論としました。自分の中で。
SCRAP主催イベントの集客数が増えてたら会社は良い状態。
減ってたら悪い状態。
それってわかりやすい指標じゃないかなと思っている。
もし、別のよい指標があれば教えてください。

経営者の孤独について語るつもりもないが、それでもやはり経営者とそれ以外の人では持っている尺度や理屈が違う気がする。
そしてそれはとても悪い意味で違う。
端的にいうと常識が違う。
経営者と、社員の意識が近ければ近いほど良い会社なんじゃないかなあとも思う。
それは相当に難しいことではあるけれど。

僕は経営者と言う肩書きを後から強制的にかぶせられた人間なので、経営者と言う立場に誇りを持っていない。
自分が作るものを、純度の高い状態で世に送るためには経営者という肩書きを持つ以外に方法がなかったから、自分で始めただけで、組織を動かしたいと言う欲望は別になかったし、組織を大きくしたいと言う欲望も別にない。
大きくしないと、今やりたいことが出来ないから、手段として大きくはするけれど、それが世の中から求められないのなら大きくしたくない。

大切なものが増える不安と、それを守るためには誠実でなくてはならないというプレッシャーと戦っている。
そのための具体的な方法を毎日ぼんやり考えている。
さあ、社員たちよ死ぬほど働けとは思っていないけれど、寝るのも忘れるくらい楽しい仕事をSCRAPが提供できるならうれしいなあとも思う。
働くって事の意味を変えられないかな。
働くことが楽しければ、人生は最高だ。
でも、ほとんどの人たちが「働くことが楽しい」とは思ってない。
世界中の働いている人たちの仕事を「楽しい!!!」と思わせるエンターテインメントはないものか。
「SCRAPに来たら楽しいよ!」というメッセージはもちろん出し続けるけれど、「君がいるその場所も素敵ですよ」というメッセージも同時に出せないものか。

時々とてつもない不安がやってきます。
僕は、やるべきことをやっていないのではないか。
間違った判断をしてしまったのではないか。
今思いつくべきことを思いつけていないのではないか。

でも、いつも思っています。
もしたった一つの判断ミスで会社がつぶれちゃったとしても、「まあしかたないか(てへっ)」って思えるほど、毎回きちんと考えて判断しようと。

僕らはとても不完全で、おそらくしょっちゅうミスばかりですが、それでもエンターテインメントの未来を切り開こうとはしている陽気なならず者です。
どうぞ、暖かく見守ってくださいませ、

戯言をつらつらと書いているうちにそろそろ眠れそうです。
わあ、もう六時だ。
十一時から新しい事務所の下見なのに。

kato takao** 09/2/2015 月曜日 05:49 | Link | TB (0) | コメント(2)

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