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ロボピッチャー・かとうたかおのweblog

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2006年08月27日
アルバムと練習とライブ

 多分自分で音楽を作るようになってから、こんなに曲を書いていないのは初めてだと思う。
 どんなに間があいても、月に一曲は最低曲は書いていたし、レコーディング前には一ヶ月でもうめちゃくちゃ作った。でも、最後に作った曲は次のアルバムに入るライムライトって曲だ。そういえば、ここ数ヶ月曲を作って欲しいというオファーもなかった。実はちょっと前に曲を作って欲しいというオファーが何件か入って、数曲は書いたのだけど、我ながらいまいちでそれ以降はもう片っ端から断っておりました。

 10年くらい曲を作っていて、いつも曲が書けたらほっとする。
 そして数日経ったら「こないだの曲が俺の最後の曲だったんじゃないか」と思って不安になる。だから必死で書く、みたいなことを繰り返してきたけど、なんかもう今はそんなこと思ってない。
 
 すごいアルバムが作れた。
 このアルバムが生まれた理由は、すなわちこのバンドの結成理由なんじゃないかと思う。
 今日からもう一曲も作れなくても、僕はつらくない。
 もちろん残念で哀しいとは思うけど、それでも、僕が悲しみにくれる時には、もうこのアルバムがある。


 あのさ。

 再生ボタンを押すと、イントロが流れるわけです。
 伊藤君が作ったフレーズだ。もちろんそこにはリズムがある。森さんがドラムを叩き、ありちゃんがベースを弾いている。僕もギターを弾いているんですよ。数秒の後に僕が歌いだす。
 「いつのいつもいつまでも歌ってる」って歌う。
 その瞬間が好きだ。
 俺が作った歌詞を俺が歌ってて、しかもその歌詞が「いつのいつもいつまでも歌ってる」だ。
 体がびりびりするほどうれしい。誰かが僕のために歌ってくれている気になる。

 もちろん、僕は、この曲を僕以外の他者に向けて歌ったのだけど、その他者が僕であったというこの愚にもつかないパラドクスは説明する気にもならんな。 

 昨日。
 ロボピッチャーのリハーサルをした。
 いったいリハーサル自体どれだけひさしぶりなんだ。
 ギターのセッティングすら忘れていたし、なぜかなくなっている機材がいくつかあった。
 2曲くらいやったら調子が戻ってきた。
 僕は声を張り上げて、ギターを弾いて、ありちゃんと目があったらちょっとだけ笑った。ありちゃんも笑っていた。

 そのスタジオは狭くて、いつも4人で中心を見つめながら練習をする。
 ライブのときは森さんを見ることが出来ないから、練習のときは森さんの手を見ることが多い。だって、そのほうがリズムがとりやすい。伊藤君は鍵盤とコード譜しかみない。結成して4年になるけど伊藤君と練習中に目があったことがない気がする。ライブ中にはあるけど。ありちゃんは練習中に険しい顔になったり笑ったりする。それがどんな理由によるものかがわからないので、僕は「ありゃ?俺のギターがめちゃくちゃずれてたりするのかな?」とか不安になったりもするけど、まあ、そんなことはしょうがないので気にしないようにする。
 練習の時に気をつけることはただ一つで、そこで鳴っている音楽に身を浸すことだ。お客さんを意識せずにきちんと曲やグルーヴや歌詞やメンバーに埋没していけたらそれは良い練習になる。そこから新しいライブへの意識が生まれる。

 昨日の練習はそんな練習だった。
 久々のライブはどうやらすさまじいものになりそうです。
 僕らは金字塔アルバムを作り、必要なリハーサルをしたバンドです。
 歴史的なライブをするなんてわけもないことだ。

 東京のみなさまに僕らがお見せするのは、「おーロボピッチャーが帰ってきたなー」というライブではありません。細胞の一つ一つを破壊し、再構築し、そこに新しい音楽をひたひたと浸した身体で、ライブをする前とは違う別の生命体です。

 そして、9月に入れば、もうなんとすばらしいライブが組まれていることか!
 大好きな、大好きな、大好きなデパオクにて、心から尊敬するアーティストと一緒にステージを作るってのがどれほどうれしいことかを、みなさまに伝える言葉を僕は持っていません。
 その翌日には、ロボピッチャーのレコ発です。
 何度も言いますが、レコ発ってミュージシャンにとって生命線なんです。これほど大切なライブはありません。

 ともあれ、ライブでお会いしましょう。
 以下詳細 

■ 2006/8/29(火) 東京・下北沢CLUB Que 
【出演】Lodge / TOMOVSKY / ロボピッチャー
【時間】open 18:30 start 19:00
【料金】前売 \2,000 / 当日 \2,300 (いずれも+drink)
【info】 CLUB Que 03-3412-9979 http://www.ukproject.com/que/index.html
 

■ 2006/9/17(日) 京都・プラッツ近鉄屋上
■ デパオクミュージック in プラッツ近鉄!vol.4 京都で一番空に近いフェスティバル
【出演】倉橋ヨエコ / キセル / ロボピッチャー
【時間】open 13:30 start 14:30
【料金】入場無料!!!!!!(雨天の場合は1階アトリウムにて開催)
【info】 SCRAP http://www.scrapmagazine.com/
 
■ 2006/9/18(月・祝) 京都・MUSE
■ ロボピッチャー1stフルアルバム「アリバイと40人の盗賊」発売記念ライブ
【出演】K-106 / キセル / 倉橋ヨエコ / ロボピッチャー
【時間】open 18:30 start 19:00
【料金】前売 \2,000 / 当日 \2,500 (いずれも+drink)
【info】KYOTO MUSE http://www.arm-live.com/muse/kyoto/
 
■ 2006/9/21(木) 東京・新宿redcloth 
【出演】ミンガス / さかいゆう / ChesterCopperpot / ロボピッチャー
【時間】open 18:30 start 19:00
【料金】前売 \2,000 / 当日 \2,300 (いずれも+drink)
【info】 redcloth http://www.redcloth.co.jp/

 ぜひともすばやくロボピッチャーHPにて予約してください。

 あ、それともう一つ。
 ボロフェスタのチケットが例年になく売れております。
 これはほんとです。
 まだ、売り切れてはいませんが、今後売り切れる可能性が0ではないので、もし「今年こそは行ってみようかなあ」と思っておられる方は急いで購入ください。僕らのライブチケットは売り切れることがほとんどないので、ぼんやりしている人がたくさんいるかもと思って書いてみました。

 そんなこんなで、それではみなさま。
 ライブでお会いしましょう。

 あ、あと、本日ロボピッチャーの1stフルアルバムのチラシが完成いたしました。
 今日からこつこつ撒いていると思うので、よかったらゲットしてください。
「私もいろいろ撒きます!」という素敵な方は連絡をいただいたらチラシを送付いたしますので撒いてください。
 
 今なんかさらっと画期的なこと書いたな。

 まあ、ええわ。
 とにかく、チラシも素敵なので、みんなで撒こう。
 そして、どんなにビッグになってもみんなのこと忘れないから。
 おー、なんかすげーださいな。まあ、ちょっとださいくらいのほうがいいか。

 ともあれ、4本目の500mlbeerがずいぶん前頭葉を叩いております。
 そろそろ眠らないと。
 明日も忙しい。

 ああ、今日は書きたいことの1/4も書けなかった。
 また近々書きます。
 更新頻度が遅くてごめんね。

kato takao** 27/8/2006 日曜日 05:08 | Link | TB (0) | コメント(1)
2006年08月16日
通り過ぎていく音

 いろんな物が通り過ぎていく音がする。
 僕はそれに触れることはできないし、とどめようとすることもできない。
 それは通り過ぎていって、その後になにも残しはしない。

 8月は素敵な月だ。
 きちんと8月である。
 僕はもうものすごく働き、ものすごく遊んだ。
 働くのはともかく、こんなに遊んだのは久しぶりだ。
 遊んでくれたすべての人たちに感謝を。
 遊びで疲れるのはとても良い。遊ぶ為に働いてるんだもんなあ。

 ロボピッチャーのアルバム「アリバイと40人の盗賊」のマスタリングをしました。
 僕はずっとマスタリングスタジオで飯田君に借りた「デスノート」を読んでいただけでしたが、そこで行われている作業が僕らにとってすばらしい物であることは確信していました。

 それから、SCRAPの配布。
 SCRAPの会議。
 そして、SCRAPの合宿。
 
 合宿は夢見たいな時間だった。
 滋賀の合宿所を借りて、朝から晩まで遊びまくった。
 テニスをして、卓球をして、バスケをして、バドミントンをして、バレーボールをして、バーベキューをして、飲んで、飲んで、飲んで、話して話して話した。
 僕はあいかわらずひどいことばかり言っていた。
 「詩人ってのは、人が言わないことを言葉にするんだよ」といいながら、とても普通の人は言葉に出来ないようなことを言葉にし続けた。それはもちろん美しい言葉ではない。むしろその対極だ。

 SCRAPのスタッフはとても素敵な人たちで、一緒にいると大切なことを思い出させてくれる。
 僕がきちんとしたひとつの生命体であること。
 もしくは、そこから生み出される物の必然性。
 そして、それらの物が、必ずしも僕のためにすらならないことを。

 合宿から帰ってきたらロボピッチャーのマスタリング済みCDが届いていた。
 聴く。
 
 なんていえばいいのか。
 なんともいえない。
 これは、世界最高のアルバムだと思う。現時点で。
 でも、そんな言葉に意味があるだろうか。
 いつか僕の言葉が意味を持つことなんてあるだろうか。

 僕はこのアルバムを理性のアルバムだと思う。
 ぐらりと揺れたその揺れを極限まで拡大してこれまでのアルバムは作られたけど、今回のアルバムは理路整然とした僕の思念を根幹として生まれた。このアルバムには桃源郷はなく、ただ京都から空を見上げた僕の視点が溶け込んでいる。天国じゃなく、夏への扉じゃなく、僕の部屋の古ぼけたドアノブが溶け込んでいる。あけるときにぎしぎしと音を立て、閉めるときにはパタンと絶望的な音を立てる。
 そんなアルバムだ。
 夢が夢のまま終わるなんて愚かだ。
 目が覚めてからこそが夢ですよ。みなさま。

 そして、高校のころの友人たちと飲み会。
 しゃべりまくった。
 この夏の冒険はもっとスリリングだった。
 しかし、それは哀愁と切なさが手を組んだエコノミックなお話。
 サイドなビジネスはいつかマンガ雑誌の表紙を飾れるかっつう話だ。
 そのあとは30overの男たちがカラオケ屋さんでボードゲームに興じた。
 おもしろうてやがて哀しき男たち。

 某テレビキャスターと飲む。
 彼女がどの程度有名なのか分からないけれど、人前で話す為に必要なエネルギーと自我の確立はすさまじいものがあると思った。彼女が振りまくものはオーラとか、雰囲気とかそういう形而上的なものではなく、物質に限りなく近いエネルギーなんだろう。
 遠い場所にいる人と飲むのは楽しい。また飲もう。

 さて、そしてもうすぐライブだ。
 まずはソロ。
 ここのところソロライブばかりなので、音を出すということに関しては弾き語りにコミットしている。気がする。
 まあ、なんというかいびつな同窓会の様相を呈したライブですが、どうぞお越しを。
 もちろんどうしようもなく今の加藤が見れますし、そこから透けて見えるロボピッチャーもあるはず。
 そして、すばらしいタイバンはもう愛すべき人たちばかりです。
 ああ、僕がお客さんを集めなくてはならないのに、ぜんぜんまだ予約が増えておりません。
 本日午後3時くらいまでならなんとかなると思うのでどーんとメールください。もしくはライブハウスnanoに電話して「加藤の日記にnanoに電話したら前売り料金で入れるって書いてあったんですけど」とか叫んで自分の名前をいってみてください。きっとなんとかなるはず。というかなんとかします。

加藤隆生ソロライブ
■ 2006/8/16(水)京都・nano
【出演】ちえみジョーンズ / 鶴坊 / 原田博行(京都町内会バンド) /
【出演】FLASHザ徒歩5分(openning act) / 加藤隆生
【時間】open 18:00 start 19:00
【料金】\1500 +drink
【問い合わせ】京都・nano  http://www.eonet.ne.jp/~nano2003/  075-254-1930

 それでは、みなさま。
 ライブ会場でお会いしましょう。
 僕は今から眠り。
 お昼から一つインタビューを受け。
 そのあとライブ会場に駆けつけ。
 リハーサルをして。
 親しいミュージシャンたちと故知を分かち合い。
 親密なライブをするでしょう。

 親密さの存在理由が吹き飛ぶほどの親密さで歌います。
 どうぞお越しください。

 かとう。

kato takao** 16/8/2006 水曜日 05:32 | Link | TB (0) | コメント(0)

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