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kato takao | weblog
ロボピッチャー・かとうたかおのweblog

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2001年08月29日
50


 いくつかのことを考えてみて、どうやらその中に一つ二つ良い考えが含まれているように思える。

 未来について考えるのは今の僕にとっては少しハードなことです。だからちょっとづつ小出しに考えていたのだけど、今日はぐーーんと一気にいろんなことにけりをつけたので心が不安定になってしまいました。良いことも悪いこともある。うれしいことと、不安なことと、致命的に哀しいことがあった一日でした。人生は最高にすばらしい比率で作られたイチゴポッキーのようなものだ。

 お気に入りのCDを聴いていて、途中で出かけなくてはならない時間になります。部屋の電気を消して、外に出ようとするときにCDはなんとなくつけっぱなしにしておきます。駅までの道を歩きながら、今ごろ流れている曲を思います。誰もいない僕の部屋で流れているお気に入りの曲です。
 ささやかだけど素敵なことが重なって世の中を織り成していく。にわかには信じられないけど、信じられたらけっこう楽に生きていけるだろうなあ。

 いろんなことがあったので心がしわくちゃになってしまいました。一眠りしたらもとに戻ってるかな。

 それでは。

kato takao** 29/8/2001 水曜日 04:25 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月28日
49


 こんばんは。さっき東京から帰ってきました。つかれました。見てくれた人達ほんとうにどうもありがとう。みていない人もまた再放送が見られるようなので、音市のページにいってみてください。
 東京に行くといつも思うのだけど、意識の高い人達がたくさんいます。とにかく自分を売り込むっていうことにものすごく情熱を傾ける人達がいっぱいいる町です。そうでないと生きていけないのです。みんな戦っている。町を歩く女の子達も背筋が伸びている。戦闘体制なのです。

 ここで生きていくのはたいへんなことだなと思った。でも音楽で生活していくということはある意味そういうことなのかもしれない。望むと望まざるとに関わらず。

 今日はつかれたのでもう眠ります。自分のベッドで眠れるというのは幸せなことだなあ。

kato takao** 28/8/2001 火曜日 00:57 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月25日
48


 今日のライブはあまりうまくいかなかったように思う。まあ、そんな日もある。人生は最高にすばらしい比率で作られたイチゴポッキーのようなものだ。

 とても個性的なメンバーが集まってゆったりとした演奏をしたと思うのだけど、それぞれひどくクセがあって面白かった。ちなみに楽屋での会話。
 ゆーきゃん「ポジティブにがんばれ、応援してるぞ、っていう人は今日はいないね」
 一同「うんうん」
 僕「え、俺、ポジティブに応援してがんばれっていってるけどなあ」
 ゆーきゃん「いや、そんな人は『うぐいすは鳴けないままで血を吐きのたうちまわる』っていう歌詞は書かないですよ」

 うーん。まあそうなのかしら。ポジティブっていうこともよくわからない。そんなこと考えてないしなあ。

 ただ、時々インタビューなどを読んでいて「ぼくらの音楽を聞いて癒されたり、励まされたりするっていうのはいやなんです」っていう意見を目にするけど、それってどうなのかな。やはり音楽っていうのはなんらかの前向きなものを宿命的に内包しているものだし、自分の中の内圧を懸命に音楽というジャンルにあてはめたらそれは人をポジティブな気持ちにもっていくもんなんじゃないかなあ。
 「うぐいすは鳴けないままで血を吐きのた打ち回る」っていう僕の歌詞が実は愛に満ちた言葉だっていうことにどこかで気づかれていると信じたい。
 ところで「のたうちまわる」っていい言葉だと思わない?なんかぐるっとまわってかわいらしいんじゃないかしら。

 そんじゃね。

kato takao** 25/8/2001 土曜日 04:42 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月24日
47


 明日はソロのライブがあります。

 僕はハラッパカラッパを結成する前にソロで活動していたのです。
 その頃は曲と自分との距離がわからなくて不必要に曲とシンクロしてしまって、向こう側からかえって来られなくなってよく死にたいような気持ちになりました。いや、死にたいというよりは生きてるってことに現実感が全くなくなっちゃうんです。そういう感覚はソロのときにとてもつよく感じる。ある限定された方向性に優れた楽曲はやはり強く生きることと死ぬこと、とりわけ死について深くイメージされます。心が冷え切って研ぎ澄まされて、ここでの営みがすべて別の次元での童話のようになります。

 明日はどんなライブになるかなあ。なにか新しいものを見つけてみたいとは思うけど。対バンがすばらしいくいいんだよな。会うのが楽しみ。

 それじゃね。

kato takao** 24/8/2001 金曜日 00:45 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月23日
昨日も今日も

 昨日も今日もミュージシャンと一日中一緒にいて、音楽の話をしていた。音楽の話をしているのは楽しい。楽しい部分だけピックアップして遊んでいる気分になる。
 でももちろん、それだけでは前には進めないので、しぶしぶ僕はもう少しやっかいな場所に身を置く。

 歌詞の話をきのうはしました。僕はこの曲をこういう意図で作ったのだよ、という話。
 僕は、歌詞の説明というのをほとんどしません。歌詞について一番わかっているのは製作者ではなくて聞く側だと強く思っています。僕は作品を作り終えた後は、それをいかに純粋なカタチで人々の耳に届けるかということだけを考えます。作品と聞く人の間になるべくなにもないように。ほんの少しでも伝わりやすいように。
 ときどきMCで「今からやる曲はこないだ見た雨の後の虹に感動して作った曲です」とか言う人がいますが、僕には信じられません。そんなことを言ってしまったらお客さんが「虹」をイメージして曲を聴いてしまうじゃないか。ひょっとしたら曲とお客さんの間でもっとすばらしいミラクルが起こったかもしれないのに。

 「これは、気が狂った男が作ったラブソングなんだよ」と僕は昨日二人のミュージシャンにいいました。「だけどそれはお客さんにはわからなくてもいいことだ」

 それをきれいなラブソングだと思ってくれても、別れの歌だと思ってくれても、ただのチープな説教ソングだと思ってくれてもいいです。
 歌詞に必要なのは結論ではない。必要なのは色彩みたいなものじゃないかと思う。

 音楽を聴いていて、ふと心に色が宿る。
 それがすべてで、それは音楽にしか出来ないことだ。
 そして、ある種の色は僕にしかだせない。僕と、ハラッパ=カラッパでしかつくれない。

 ほんとです。

kato takao** 23/8/2001 木曜日 03:16 | Link | TB (0) | コメント(0)
46


 昨日も今日もミュージシャンと一日中一緒にいて、音楽の話をしていた。音楽の話をしているのは楽しい。楽しい部分だけピックアップして遊んでいる気分になる。
 でももちろん、それだけでは前には進めないので、しぶしぶ僕はもう少しやっかいな場所に身を置く。

 歌詞の話をきのうはしました。僕はこの曲をこういう意図で作ったのだよ、という話。
 僕は、歌詞の説明というのをほとんどしません。歌詞について一番わかっているのは製作者ではなくて聞く側だと強く思っています。僕は作品を作り終えた後は、それをいかに純粋なカタチで人々の耳に届けるかということだけを考えます。作品と聞く人の間になるべくなにもないように。ほんの少しでも伝わりやすいように。
 ときどきMCで「今からやる曲はこないだ見た雨の後の虹に感動して作った曲です」とか言う人がいますが、僕には信じられません。そんなことを言ってしまったらお客さんが「虹」をイメージして曲を聴いてしまうじゃないか。ひょっとしたら曲とお客さんの間でもっとすばらしいミラクルが起こったかもしれないのに。

 「これは、気が狂った男が作ったラブソングなんだよ」と僕は昨日二人のミュージシャンにいいました。「だけどそれはお客さんにはわからなくてもいいことだ」

 それをきれいなラブソングだと思ってくれても、別れの歌だと思ってくれても、ただのチープな説教ソングだと思ってくれてもいいです。
 歌詞に必要なのは結論ではない。必要なのは色彩みたいなものじゃないかと思う。

 音楽を聴いていて、ふと心に色が宿る。
 それがすべてで、それは音楽にしか出来ないことだ。
 そして、ある種の色は僕にしかだせない。僕と、ハラッパ=カラッパでしかつくれない。

 ほんとです。

kato takao** 23/8/2001 木曜日 03:16 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月21日
45


 今日はこころもちしょんぼりしてたので、ちょっとこいつを打ち負かそうと思ってあるものの購入を検討してみました。
 で、身近な友人に「なあ、俺、これ買おうかと思うんだけどどう思う?」と聞いてみたら「やめといたら」とあっさり言われたので、これはいけないと思って賛成してくれそうな人に電話して賛成してもらおうとしたのですが、なんかそれわけわかんないのでやめました。ついでに購入も今日はとりあえず中止。何を買おうとしてたかはしばらく内緒です。じゃーーん。こういうのって嫌ですよね。でもしばらく内緒。問い合わせが殺到したら教えてあげます。

 こころもちしょんぼりするのには理由なんかなくて、息してるうちに体が酸化して老いていくようにもうどうしようもないことです。
 しょんぼり解消法はいろんなのがありますが、とりあえず僕は声高にしょんぼりしてるといいつづけます。誰か慰めてよう、としつこく言ってるとみかねたバンドメンバー(他に友人がほぼいない)などが時々慰めようとしてくれますが、そんなことでは決して癒されないぞ俺は、なんていう頑固な態度で慰めてもらうので、絶好調の時のカブレラ(西武ライオンズ)的にやっかいです。
 ところで話しは変わるけどカブレラって花の名前みたいですよね。しかも詩的です。

 「カブレラの花が散ってしまったので、ガンキャノンは不発だったのかもしれない」

 うーーん。どうだろう。ちなみにこれは、ここ一番のものすごく大切な場面で発射されるはずのガンキャノンが不発で、味方はぼろぼろにやられて敗走。一人ぽつんと残された操縦者がガンキャノンの足元に枯れているカブレラの花を見つけてつぶやくセリフです。
 
 まあ、いいや、ばかばかしくなってきた。バイバイね。さよならよ。

kato takao** 21/8/2001 火曜日 01:26 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月20日
44


 大阪に知人のライブを見に行きました。FILM ACO FLAME というバンドなのだけど、とてもよかった。熱狂的に感動はしなかったけど、ぐっと来るよいライブでした。
 
 友人と二人で家から結構遠いライブハウス(ファンダンゴ)まで見に行ったのだけど、途中でお金が全然ないことに気がついて困った。なんとかぎりぎり帰れたけど、晩御飯は食べられなかった。帰って納豆ご飯を食べました。清貧。

 で、帰ってきてからDMをつくって発送しました。つかれたー。あれって結構しんどいんだよねーー。
 というわけで、なんとかみんなライブ来てください。沖縄から来てくれたりしてもうれしい。そういえばちょっと前に沖縄からみに来てくれた人いたなあ。何回か沖縄で対バンした人です。バンド名忘れちゃった。すごーーくかっこいい女のこ二人組で、ライブの途中にケーキを配るのです。「ケーキみたいな私 ただそれだけのこと」と歌いながら。
 あ、思い出したソークワクチンだ。いや、よかった。思い出せて。

 ちえみさんも関西に来たら対バンしようね。というかおいでよ。ライブハウスはいくつか紹介できます。
 沖縄にも行きたいのだけどなああああ。

 それでは。

kato takao** 20/8/2001 月曜日 02:40 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月19日
43


 今日はバンドの練習でした。4時間も歌いつづけた。

 たくさんの新曲を練習しました。僕は新曲を練習するのが好きです。ある程度出来あがった曲を練り上げるのは個々のプレイヤーだと思うし、極端な話、それは僕の仕事ではありません。ただ、メロディーを作って歌詞を作って、バンドとしてのある程度のアレンジを考えるのは僕がいちばん熱心になるときです。音楽をやってるなあと思います。もちろんそれだけでは問題もあるのだけれど。

 今日思ったのだけど、僕は信じられないくらいよい曲を書きます。
 それは自画自賛ではありません。僕にとって信じられないくらいよい曲という意味です。つまり、自分の実力以上の曲を書いているような気持ちになるのです。

 いつもライブなどでよい瞬間が訪れた時に「ああ、これが最後のよい時だ」と思います。二度とこんな演奏は出来ないし、こんなすばらしい曲は二度と書けない。
 それでも僕はその後も幸運に恵まれてすばらしい曲を書きます。いつまでこのラッキーは続くのだろうと思う。いつか僕の中の幸運は枯れ果ててたったの一字も出てこなくなるんじゃないかと思う。
 才能って簡単な言いぐさです。才能で音楽やってるんじゃない。
 だれも、本当にだれひとりわかってくれない場所でこっそり身を焦がすのです。自分のなかにあるラッキーを信じるのです。一つ一つの物事を注意深く見つめて、どんな些細なことからもヒントを受け取れるように研ぎ澄ましておくのです。
 それが楽しいことではないって、なんでわからないのかなあ。

 もう一つ言ってしまうと、曲を作るって簡単なことです。僕はあっという間に何曲でもつくれます。ほんとです。
 でも、信じられないくらいよい曲を作るにはやはり信じられないくらいたくさんのラッキーが必要だということです。

 ともあれ、もうすぐハラッパカラッパは根本的に変化して、すばらしい演奏をすることになると思います。楽しみにしていてください。バンドでのすばらしい演奏とはどんなものかを教えてあげます。

kato takao** 19/8/2001 日曜日 02:40 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月16日
42


 昨日は高校の時の友人達とキャンプに行きました。
 でたらめなキャンプで、8/13に久しぶりに飲み会があってその場で「明日キャンプに行こう」ってことが決まりました。僕は8/14は岐阜で法事があったのだけど、その日のうちに新幹線で帰ってきて、夜の8時くらいから参加しました。京都加茂川のずっと北のほうで、本当に月明かりしかない場所でバーベキューをして、星を見て少し話してたき火をした。たき火って僕の知る中でもっとも重要な美しいものです。

 23時。みんなで山に登った。普通に登るのではなくて、まっすぐに登るのです。つまり山道を登るんじゃなくて一直線に頂上を目指す山登り。高校の頃はよくやったけど、この歳で、酔っ払いながら真っ暗な山を一直線に登るのはものすごく危険でした。ありえない傾斜と、不必要に足の長い毒々しいクモ、時折木々の隙間から見える月、遠くで聞こえる犬の声。山といってもただの雑木林ばかりのなんの手入れもされていない山なので、途中で鹿を見かけたりしました。目が光っていてこっちをじっと見ていた。京都の市街地からほんの20分ほど入った所です。バカみたいでも努力をしたら、何らかの特別なものを見られる。それはこの人達ともう10年にわたって繰り返し確認してきた僕の中での真実です。
 土の中に埋まった足をヒルにくわれたり、Tシャツの中にムカデがいたり、蛇を知らないうちに蹴落としていたりするうちに、夜の冒険は終了しました。最後はみんなで山のすそから川に飛びこみました。道がなかったから。そのとき夜中の4時。
 5時くらいまでみんなでたき火をして、空が少し明るくなった頃「帰るよ」といって何人かが立ちあがりました。「明日仕事なんだ」
 そうか、仕事か。じゃ、しょうがないね。昔みたいに遊んだけれど、もう「昔」ではない。

 次の日河原で目が覚めたら体中に傷跡がついていて、わけのわからん虫にさされた後がいっぱいあった。

  昔「カラスが飛んでいく」という歌を作った。4年くらい前。

 夜の山を登る強さを知っている
 今まで見たものがなんだか嘘みたい
 前しか見ていないよ 前しか見ていないよ
 カラスは羽を広げて 前だけ向いて飛んでいく

 夜の山を登る強さを僕は知っていると思う。
 それは生き続ける強さだ。登って降りてまた登る。バカらしくてくだらなくて愛おしい。

kato takao** 16/8/2001 木曜日 03:45 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月13日
41


 今日(正確には昨日)はライブでした。

 僕は丁寧に歌を歌いました。僕の作った歌が、きっと誰かに上手に伝わると思って歌いました。

 結果として、僕が望んだ以上にたくさんの人に伝わったようです。
 そして僕は、次にやるべきことをいくつも見つけた。音楽に終わりなんてない。もっとよいものを作る。

 ねえ、聞こえましたか。
 あそこにいたのは神様じゃなかった。
 よい音楽を作ろうとするよき人達と、それを聞こうとするよき人達の織り成す、幸せな空間です。そのための不断の努力と、真摯な態度があそこにはある。
 神様なんかに出来ることじゃない。

 今日来てくれた人はありがとう。特別なライブではなかったかもしれないけど、当たり前の大切なことを再認識できた、僕にとってはとても貴重なライブでした。

 それでは。

kato takao** 13/8/2001 月曜日 02:59 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月12日
40


 明日は(正確には今日)ライブです。クアトロというところでやります。

 僕が大学の四回生のはじめの頃、ものすごく中途半端に生きていました。音楽ではやっと曲を作り始めた頃で、ひどくアングラな場所では絶賛されていたものの、そのことを素直には喜べなくて、音楽以外のジャンルをやってみたくてしょうがなかったころです。自分に何が出来て何が出来ないかさっぱりわからなかったし、わかりたくもなかった。
 ふらりとギターを持ったら何曲でも曲は作れた。でも演奏するバンドには限界があって、自分もまわりも満足していなくて、複数の人間で一つの作品を作るってことにすっかり嫌気が差してました。ひとりで何かをやりたかった。バンドなんて、弱い人間のすることだって思った。

 四回生のはじめだったと思う。僕はクアトロで音楽のことを知った。
 5人の人間が、一つの方向を向いて強く何かを願ったら、それは一人で願うよりも何十倍もすばらしいものになると知った。そのときライブハウスは、ある一色に染められて、この世にあるたった一つの尊いもので統一されているようだった。幸せで、美しくて、凄まじくて、涙が出た
 神様を見たのはあのときだけです。

 そのバンドのボーカルが死んでから3ヶ月後に僕は辞表を出して会社を辞めました。
 だれかがやらなくてはならないなら、僕がやろうと思った。何が出来るのかはわからないけれど、なにかが出来るのであれば、それをやるのは僕だ。

 何かを目指してやってきたわけではないけれど、心の中にはあの風景があります。
 「どうか」と、僕は祈りさえする。どうか、僕に少しでもよい歌を歌わせてください。何か特別な僕だけに出来ることをさせてください。
 
 神様がいるライブハウスでライブをするのはどんな気持ちなんだろうね。

 明日(正確には今日)見に来てください。何かあるかもしれないし、なにもないかもしれない。
 それを判断するのは、僕ではない。

 

kato takao** 12/8/2001 日曜日 02:24 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月09日
39


 今日は琵琶湖に花火を見に行った。すごい人だった。
 僕は花火は嫌いで、人ごみはもっと嫌いなんだけど、いくつかののっぴきならない理由としがらみで見に行きました。

 花火はきれいだった。文句なくきれいだった。
 どんなにつまらないことでも純粋に一つの方向を目指したら、それは何がしかの結果を導く。音楽だって一緒です。

 夏の夜空に花火が上がって、隣には浴衣の女の子がいて、手にはビールを持っていて、少し風が出てきて、花火が湖にうつる。音がビルを反射して何度も聞こえてくる。15、6の男の子がタバコを吸いながらはしゃいでいる。煙がゆっくりと空に伸びる。僕は少しだけうれしい。まるで幸せみたいな風景だな、と思う。

 その後庭でバーベキューをした。歌ってくれとせがまれたけど歌わなかった。お肉をたくさん食べた。ビールを飲んだ。蚊にさされて、キンカンをぬった。ひやりとした。

 またたくさんの人達の話を聞いた。いくつかの意見を言った。
 
 帰って曲の歌詞を作ろうとしたけど出来なかった。結果としてものすごく混乱した。手当たり次第に電話して慰めてもらおうかと思ったけど、直前で全部踏みとどまった。眠れなくてしんどくて、ベッドで横になっていたら泣き出してしまいそうだった。

 長い夜です。今AM4:24だけど、まだまだ終わりそうにない。永久にゼロの線には触れない反比例のグラフのように。
 あ、でも今AM4:26になった。大丈夫。うん。大丈夫。

 それでじゃ(造語)。

kato takao** 09/8/2001 木曜日 04:33 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月08日
38


 出来ることと出来ないことがある。それはわかっている。
 問題は「出来ること」。
 すなわち出来ることの中でもやりたいこととやりたくないことがある。

 今日はたくさんの人と会って、いろんな話を聞いて、巧みなあいづちをうちました。そしてそれに関して「僕が」もっともよいと思うことについてコメントしました。
 「このチラシダメですよ。こんな値段書いちゃったら、お客さんひきます。この辺のランチの値段で惹きつけといて、この辺の料理でどーんと行きましょう」とか、「大丈夫、そんなこと言ったって恋愛には善悪はないのだから、だれかが悪いわけじゃない。そんなことより、一刻もはやく仲直りして、明日からのことを考えるべきだ」とかね。

 たくさんの人と会うとつかれる。でも、体のどこかがほんの少し活性化する気がする。気のせいかもしれない。でも気のせいでもいいような気もする。

 少し前に僕の周りの人達が本当の意味で深く傷ついて、どうしようもない種類の哀しみに犯されていたときに、僕はメッセージという曲を作りました。誰かのために作った最初の曲です。今のところ最後の曲です。ある人の心を本当に癒したいと思ったし、ある人のお酒の量を心から減らしたいと思ったし、ある人の怪我が少しでも早く治りますようにと思った。そのために僕に出来ることはすべてやろうと思った。メッセージってそういうことです。

 「最後の光を吐き出して 君に届けばいいけどなあ」

 今抱えているすべてのことに後悔なんかしないように。丁寧に今のことを考えようと思う。
 だって、それ以外に出来ることなんかないのだもの。

 昨日書き忘れたんだけど、「ニワトリはいつもはだし」はよく考えたら8/26にみんな聴けます。それ以外ではしばらく聞けません。もしくはもう聞けないかも知れない。8/26、聞いてね。詳細は、ハラッパカラッパ掲示板で。

 それでは。

kato takao** 08/8/2001 水曜日 03:43 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月07日
37


 いくつかの哀しい話を聞きました。もちろん僕にはどうにも出来ないことなのだけど、僕の知る人達が少しでも幸せになるようにとこっそり祈っています。

 昨日は大阪でライブでした。途中でまたのどがかれました。少し深刻かもしれない。のどというのは日によってものすごくコンディションが違うので、とても困ります。
 対バンは大学の時の先輩のジャッカルでした。その後みんなで飲みにいってとても楽しかった。特別な夜になりました。あまりに特別だったので、何一つ言葉にはなりません。ただ、大切な時間が流れているということが実感として理解できました。いとーっち、ダニーさん、清原ありがとう。

 こないだレコーディングした「ニワトリはいつもはだし」のミックスが終わって昨日聞きました。とても良かった。何人かの信頼の置ける人達に聞いてもらったのだけど、とても評判がいいです。いつかみんなのもとに届くかもしれません。

 裏庭には二羽庭には二羽ニワトリがいて中庭には三羽だ
 さて合計は何羽でしょう 
 おう

 うーーん。よい曲だ。

 そうだ。みんな、8/26の夜は空けておいてね。インターネットテレビに出るの。詳細はハラッパカラッパHPの掲示板で。

 それでは。

 

kato takao** 07/8/2001 火曜日 00:45 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月02日
36


 今日は泳ぎました。もうもりもり泳ぎました。おばさん達に囲まれて泳いだのでちょっとしたアイドルでした。

 泳ぐってのは特別な作業のような気がします。僕はそんなに泳ぎが上手というわけではないけど、それでもひとつターンをするたびになにかが体から剥がれ落ちていくのが実感できます。剥がれ落ちていくのは、陸上でのしがらみではないかと思う。いや、うん、そうであって欲しいと思う。毎週木曜日は泳ぐことにしました。家から自転車で5分のところです。一回800円。お金を払ってスポーツをするなんてブルジョアだなあ。

 家に帰ってビールを飲んだら、なにもかもが僕から剥がれ落ちていって、ビールを楽しむためだけの生命体になったようだった。ビールをおいしく飲むための存在。ミスタービール。とても正しい。むろん、少し哀しみも抱える、ミスタービール。

 「時間はゆっくりと、でも確実に流れる。まるで冷蔵庫の中の肉がこっそりと腐っていくように」
 1ヶ月ほど前に僕はそう書いたのだけど、今日冷蔵庫ずーーと奥のほうで納豆が一個だけで腐りました。納豆が腐るというのはとても深い孤独を思わせます。最初は三つ一緒にならんでスーパーで売られていて、一つずつばらばらになり、最後の一個が暗く冷たい冷蔵庫の中でゆっくりと腐っていくのです。
 僕は納豆のことを考える。
 一人ぼっちで食べられるときを待っている納豆。幾度となく扉は開き、光が差し込み、「今度こそ」と彼は思う。でも毎回期待は裏切られるのです。そして、自分の体は衰えていく。彼は祈る。「ああ、このまま僕が醜く朽ち果てていくのなら、神よなぜこの世にこの哀れな生き物を生じさせたのか」もちろん、だれも答えない。なんともならない。リミットは近づく。そしてリミットを越える。「一日くらいならなんとかなるかもしれない」と彼は思う。「昨日大丈夫だったのだから今日もまだ食べられる」しかしやがて期待は最も深い失望に変わる。2週間。納豆にとっては致命的な時間。もう、捨てられる以外に手はない。そして彼はさらにその二日後発見される。でも、もうなにも思わない。意識はある。でも、もう自分には存在意義がないのだ。存在意義のない意識になんの意味があるだろう。彼は冷蔵庫から取り出され、夏の日差しに晒されたポリバケツの中でさらに深く腐る。だれにも知られずに一度だけかれは泣く。かすかに、ほんの一瞬。

 もう、納豆を腐らせてはいけない。納豆を腐らせるということはとても罪深いことです。

 ということで、今日のタイトルは「プールと納豆」
 なんというか、とてもミスマッチな単語ですね。

 それでは。

kato takao** 02/8/2001 木曜日 23:37 | Link | TB (0) | コメント(0)
35


 8月になりました。
 よく意外に思われるのだけど、(そしてそれは心外なのだけど)僕は夏がとても好きです。
 なぜと聞かれると上手に答えられないけど、なんというか心の琴線に触れるのです。イメージが映像でバンと網膜に映る感じです。ユニフォームが汗を吸い取る気配とか、夜のキャンプの匂いとか、明らかにいつもよりも三割増にきれいに見える女の子とか、グラウンドに水をまく温度とか、ビーチサンダルでコンビニに友達とビールを買いに行ったときの会話とかそういうものです。

 夏には恋愛のイメージもある。良いイメージも悪いイメージも含めてある。恋愛に関してはこの季節はとても無責任で、ある種のピュアさを主張します。
 ある男の子から告白された女の子。年のころは19くらい。確かに気になる男ではあるけれど、付き合うということがどういうことかわからないし、本当に好きなのかどうかも自分ではわからない。正直に彼に言います。「あなたのことはたぶん好きだわ。でも私はあなたとつきあっていく心からの自信がないの」
 彼は21歳。もう少しだけ人生経験もつんでます。「確かな自信など僕にもないさ」彼は少し迷うような目をします。そして顔のすみっこから順番にとても上手な笑顔を作りながら言います。
「でも大丈夫だよ、夏だもの」

 いや、あの、これはですね、僕のイメージを寸劇にしたらこうなったわけで、願望でも希望でもないですし、ましてや実体験ではありません。第一こんなセリフで「そうよね夏だもんつきあっちゃおっか」なんてまるで洗濯機でも買うかのように言う女の子が世の中にたくさん存在しているとも思わないです。もしいるならその人はなかなか僕と志向回路が似ています。きっと仲良くなれるでしょう。

 今年の夏の終わりには、「良い夏だったなあ」と心から思いたいです。ちなみに、この夏用にとてもきれいな青い色のシャツをちょっと前に買ったので、今年は青いイメージで行きます。

 ま、そんなこんなで。

kato takao** 02/8/2001 木曜日 03:35 | Link | TB (0) | コメント(0)
2001年08月01日
34


 さっき自分の今まで書いてたものを読み返してみてがっかりしました。なんだか訳がわからない。そのときそのときは自分ではある程度満足してるんだけど、こうして読み返してみると、あまりにも自分本意で勝手な文章ですね。だれかに上手に伝わるとは思えない。
 キーポンさんから、なかなかの人たちがこのページを見ているみたいです、っていうメールをもらったのだけど、ちょっと申し訳ないなあ、と思う。
 たぶん、僕には音楽というジャンルがたまたまあるからこういうところで、ひとりごとを言っていても読んでもらえるんだ。それはとてもラッキーなことではあるけれど。

 これは僕の持論なのだけど、よいクリエーターになるのはそんなに難しいことではないです。というより、「クリエーターになりたい」と強く思いさえすればなれると思います。だから、ある種の良い文章というのはだれにでもかけます。たった一行素敵な言葉の響きがあればそれは良い文章なのです。
 ただし、よいクリエーターでありつづけることはものすごく難しい。神様の助けが必要です。つまり僕なんかには無理ってことです。

 昔聞いた、牧師さんの言葉。「月に触ろうと思ったとき人は努力して、世界で一番高い山に登ることは出来ます。でもそこから月までの距離は埋まらない。そんなときは祈るしかないのです。そして信じるしかないのです。」
 確かにそうだと思った。僕は自分の言葉を信じる道を残念ながら選んでしまったけれど。神様のことは尊敬しています。敬っている。でもどうせ信じるなら、神様以外のものを信じます。

 ただ、不思議なんだけど、僕は神様を信じている人のことがとても好きです。

 目を閉じてまぶたの裏を見つめると旅立つことも、とどまる事もその中にあります。だから目を閉じたらすべてわかる。
 もちろん嘘です。絶対に信じないでください。

kato takao** 01/8/2001 水曜日 01:00 | Link | TB (0) | コメント(0)

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