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2017年12月27日

実は僕は、決起集会と打ち上げがとても好きです。
人生の中で思い出す素敵な夜ベスト10のうちの半分くらいは、打ち上げか決起集会だ。
たぶん飯田君(SCRAPの偉い人)もそうだと思う。
12年くらい前に飯田君がボロフェスタの打ち上げで泣いている女の子に「泣いたらええ、悲しい時は泣いたらええんや」と言っているのを聞いて、こんな適切なセリフをここで言えるなんて、なんてすごい奴だ!と思ったことがあるが、まあその話はいったん置いといて。
とにかく僕は打ち上げや決起集会が好きなのです。
組織を維持するための飲み会は無意味だけれど、プロジェクトの始まりと終わりを告げる飲み会は好きです。

東京ミステリーサーカスの決起集会はいつ行われたんだっけな。
16日くらいだっけ?プレオープンの二日目くらいだったかな。関係者が来るプレオープンの日でした。
各フロアのスタッフが集まって、200人くらいいたかな。すごい数の人たちがTMCの一階で飲んでた。
僕は確か、最初の挨拶したんだけど「あのさ、ずっと準備をしてきたけど、これはすごいテーマパークだってことを今日確信した。だからさ、あんまりこういうこというのはよくないような気もしてたから言わなかったんだけど、あのさ、でももう言うけどさ、もうおれたちさ、〇〇とか〇〇とかをぶっ潰すテーマパークになります。世界一のテーマパークになれると思う!」みたいな挨拶をしたと思う。
わーってみんなが拍手をしてくれて、わーってみんなで騒いで、それから飲み会がはじまって、いろんな人と乾杯して、もうみんな疲れ果てて、でもやり遂げた喜びとこれから始まることへの不安と期待みたいなのがあって、だれとしゃべってても神がかってるというか、どんな言葉も言霊みたいに響いて、胸がくしゃくしゃになった。

バイトの一人の子が言ってた。
「私にとってはもうここは世界一ですよ」って。
そうだねって僕はこたえたけど、彼女の眼を見ては言えなかった。

わあわあ叫ぶみんなや、どんどん飲み干されていくお酒や、どこか遠くでなっているような音楽や、いろんな人たちがいろんな人と繋がり広がり、そんな中弊社のパーティ野郎熊崎君がいろんな人にマイクを向けてインタビューをはじめて、きっちり会場を盛り上げて、ああこれはもうなにか、どこかへ届いてしまうような何かが、ここから生まれて羽ばたいていくのだなという明らかな予感の中で、僕は夕焼けのことを考えていた。

パーティの喧騒の中で割れ鐘を鳴らすような爆音で、僕の耳元で鳴っていたのは孤独に関する音楽ではなかったか。
狂騒のパーティでこそ聴こえる孤独のメロディみたいなものがそこにはあって、あれを聴いたのは僕だけだったか、それともみんな聴いていたのか。

夕暮れみたいだな僕らは、と思った。
パーティと孤独を愛し、そこから何かを生み出す愚か者だ。
ハイロウズ風にいうなら、昼と夜をかきまぜて朝まで踊れる男だ。
僕らは、楽しいだけのパーティを否定する。
孤独に埋没することも否定する。
その狭間にある夕暮れから、僕らは何かを生み出すのだ。
それが一番力があると知っている。

楽しい飲み会の帰り道ほどさみしくなる。
その当たり前の気持ちに光を当てるのが僕らだ。

さてと、夕暮れ時など待ちながら、僕らはどこへいくのだろうね。

Posted by kato takao at 2017年12月27日 02:15 | TrackBack
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