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2005年01月29日

 ガラスにしずくがついていて、今日が寒い朝だということを視覚的に伝えている。
 今年一番の冷え込みの3回目の朝。一番が何回もやってくるなんて平和な国だ。

 そして、僕は眠りたい。眠り続けていたい。
 あたたかくなったら起こして欲しい。
 遊ぶみたいに働いて、寂しくなったら誰かを頼って、辛くなったらこっそり一人で泣いて、対策を練って、きちんと対処して、一人で起き上がって、前より少しだけちゃんと立っていたい。
 立ってるか。立ってるよな。

 混迷が伝えたがっている。愛が急いでいる。僕がいなくて困っている。

 爪を切っている彼女のフォルムがあまりに綺麗で、僕は悲しくなった。
 そんな夢を見た。
 明日の夢。夢みる予定の夢。

 家出したみの虫の行く末に心を痛めている、冬の明け方の、俺だ。

Posted by kato takao at 2005年01月29日 05:22 | TrackBack
みんなのコメント

14まで住んでいた家の台所には、冷蔵庫が2つあった。

黒いのと、白いの。

あたしは、白いのが好きだった。

冷蔵庫にほっぺたをくっつけた。

冷蔵庫に磁石で絵をつくった。

さむいとき以外は、冷蔵庫にもたれて座って、本を読んでいた。

冷蔵庫は、ときどき鳴くのだ。

そとでいやなことがあっても、かなしいことがあっても、さみしいことがあっても、だいじょうぶ。

あたしには、冷蔵庫がある。

そう思って、あたしは、そとへむかっていた。

無骨で、無駄がなくて、かわいくて、凛とした、冷蔵庫。

冷蔵庫は、ときどき鳴くのだ。

Posted by: ドモン on 2005年02月07日 20:45
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