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2002年12月23日


 せっかくめずらしく夜の12時なんていう常識的な時間に寝ついたのに、目が覚めてしまいました。ちぇっ。

 「大誘拐」という本を読んでいました。
 20年以上昔のミステリーなのだけど、ずいぶんと楽しく読みました。楽しく本を読んだのは久しぶりです。
 いくつかのメッセージは胸に沁みたし、スケールの大きなトリックは、胸のすく思いでした。
 おすすめです!と勢い込んですすめるような本でもないですが、どこかで見かけたら読んでみて損にはけしてならないと思います。

 夕方から京都町内会バンドの原田さんと会いました。
 近況を確認。ふむふむ。
 「12月がとても良い月だったので、今年1年が良い年のように思えた」
 とても音楽的な言葉です。

 なにかをやらなくてはならないのだろうけど、とりたてて具体的に忙しい事はなにもありません。なにせ僕は失業中のミュージシャンで、だれもなにも僕を止めることなんて出来ないのです。
 そのことが100%の幸せではないと気づくのに、こんなに時間がかかったよ。

 ビールを買いに行くのがめんどうなので、梅酒のお湯割をちびちび飲んでいます。甘い。
 ゆっくりと酔っ払っていく感じです。ソフトランディングです。

 その時彼が思ったことは、世界を変えてしまうほど特別な事ではなかった。
 しかし、だからこそ特別なのだと彼は思っていた。
 そしてもちろん、その数分後に世界は変わる事になった。

 痛みが痛みのままで存在する世の中でありますように。
 

Posted by kato takao at 2002年12月23日 06:00 | TrackBack
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