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2001年07月19日


 さっきコンビニにビールを買いに行ったら、近所の病院が火事でものすごく大変なことになっていた。僕は右手にビールをふわりと持って、ビーチサンダルでたたずんでいたのだけど、しばらくするとまわりの景色が目に入ってきた。まわりは火事を見る人達でちょっとした渋滞になっていて、横断歩道に人々が座りこんで事の動静を見守っていた。ちょうど出来のそこそこなアマチュアミュージシャンのライブを見るように。「いまいちドラムに勢いがたりないよなあ」という声が聞こえてきそうだった。
 
 むかし、おかしな記事を読んだことがあって、それはある地域の話なのだけど、精神障害者の為の施設を造ることになったその地域で反対運動が行われたんだそうです。僕はその記事を読んでしばらくなんの感情の起伏も起こらないような感覚にとらわれた。世の中のことを思うには僕は自分を信じすぎているし、これまでも自分勝手に生きてきすぎたとは思う。でも、僕にも常識はある。自分が複数の生き物によって作られたシステムの中で生きているという自覚もある。

 世の中が僕を煩わせないように流れていってくれたらいいな、と思う。
 とても横柄な意見だとは思うけど、そう思う。そのために僕は努力することを厭わない。死に物狂いで。

 今日はとてもよい一日だったのです。いろんな事がうまくいって、あるべきものがあるべき場所にあって、人生というものに対するちょっとした面白みを確認できた一日だったのだけど。こんな一日を過ごすための努力を厭わないとも僕はおもったのだけど。

 いとわない。
 
 トマトジュースを飲み干して僕だから行ける場所へ行こう
 やがて目にする結末をどうかせめて恐れずに

 風がゆっくりと吹いて、その途中ですべてのものを見つめています。せめてそのことを忘れずにいたいなあ。

Posted by kato takao at 2001年07月19日 03:25 | TrackBack
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