「公園と68キロ」by 知念詩導 宜野湾カントリーズ

ある夜ひとりのうつけものが道をたずねてきた
この先なにがあるのかと僕を指差して

水平線まで行きたいと僕らは考えた
だがどこまで行っても近づかない
僕の鼻のようさ

公園の芝生に大の字に寝転んで
青いこの星からこの空を見上げたら
空が海に変わり鳥が泳いでいた

ある夜ひとりのうつけものが昔話をした
その話に感動した僕はまた歩き始めた

公園の片隅のベンチにサヨナラをして
芝生の真ん中で逆立ちをしてみたら
68キロの地球を持ち上げた

ある夜ひとりのうつけものが道をたずねてきた
この先なにがあるのかと僕を指差して

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